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セントルナビ

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技術概要

山岳トンネル工事では、覆工コンクリートの打設に鋼製の移動式型枠(セントル)が使用されます。従来のセントルの据付け作業では、走行装置、横送り装置、およびジャッキを手動で操作してセントルを所定の位置に設置します。 本システムでは、制御盤によりセントルの操作を統合管理することでセントル据付け作業を自動化するとともに、据付け後の位置データを活用して出来形を自動で算出することができます。

特長

  • 自動レベル装置、ストローク測定器、計測プリズム、および油圧ユニットを搭載した高機能のセントルを使用します。

  • トータルステーションによりセントルの位置座標を測定し、制御盤によりセントルの操作を統合管理することで、セントルの据付け作業を自動化できます。

  • セントル据付け前に三次元スキャナで吹付け面の形状を取得しておくことで、据付け完了後のセントル位置座標との差分から巻立空間や打設予定数量を自動で算出することが可能となります。さらに、巻立空間の算出結果は、発注者様式に準拠した帳票として出力することができます。

[画像:システム概要図]

システム概要図

[画像:制御盤画面]

制御盤画面

[画像:巻立空間の自動算出画面]

巻立空間の自動算出画面

[画像:打設予定数量の自動算出画面]

打設予定数量の自動算出画面

適用効果

  • セントル据付け作業に要する人員を従来の5名から2名に低減しました。

  • 巻立空間を自動で算出し、出来形帳票の出力まで行うことで、現場職員の負荷が軽減しました。

  • セントル付近の車両通行部での作業がなくなったため、セントル据付け時の工事車両との接触リスクがなくなり、安全性が大きく向上しました。

施工実績

工事名

発注者

備考

三遠南信池島トンネル本坑工事

国土交通省
中部地方整備局

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