目的
性犯罪被害者のための支援体制を構築するため、関係機関・団体等が連携して検討会を開催し、性犯罪被害者にとって適切な制度設計を行うことを目的として本事業を実施する。また、今後、他の地方公共団体が性犯罪被害者のための支援体制を構築する際のモデル的事案として活用されることを期待し、三重県において実施するものである。
なお、犯罪被害者等基本法(平成16年法律第161号)は、第23条において、「国及び地方公共団体は、犯罪被害者等のための施策の適正な策定及び実施に資するため、犯罪被害者等の意見を施策に反映し、当該施策の策定の過程の透明性を確保するための制度を整備する等必要な施策を講ずるものとする。」と規定している。このため、本事業では、性犯罪被害者に対する聞き取り調査を行い、そこでの被害者の意見等を制度設計に反映させることとする。
また、看護学部の学生を主たる対象者とするフォーラムを開催し、実際に性犯罪に遭われた被害者や性犯罪被害者への支援に当たっている現役の看護師からの意見を聴くこととする。
開催地
三重県
実施概要
■しかく性犯罪被害者のための支援体制構築に向けた検討会議等
- 日時
- :第1回:平成25年11月〜平成26年2月 3回
■しかくフォーラム
- 名称
- :ハートフルフォーラム〜性暴力被害とその支援について考えてみませんか〜
- 日時
- :平成26年1月29日(水)
- 場所
- :三重県立看護大学 講堂
- プログラム:
- 基調講演「立ち上がる選択 性暴力被害後が生き易い社会作りのために」(PDF形式:315)別ウインドウで開きます
- 大藪 順子 氏 [フォトジャーナリスト・全米性暴力調査センター元名誉役員]
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- パネルディスカッション
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- 内容
- <1>性犯罪被害者支援、県内の性犯罪等の発生状況などについての説明
- <2>三重県立看護大学在学生との質疑応答
- コーディネーター
- 仲 律子 氏 [鈴鹿国際大学 国際人間科学部 准教授・臨床心理士]
- パネリスト
- 大藪 順子 氏 [フォトジャーナリスト・全米性暴力調査センター元名誉役員]
- 山本 潤 氏 [看護師・SANE(性暴力被害者支援看護師)]
- 浦川 広巳 氏 [三重県環境生活部交通安全・消費生活課長]
- 落合 千佳 氏 [三重県警察本部警務部広聴広報課 被害者支援係長]
- 河西 恭子 氏 [公益社団法人みえ犯罪被害者総合支援センター 主任カウンセラー]
- ギター弾き語り演奏
- あつ 氏 [シンガーソングライター]