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Theory Seminar
KEK 素粒子原子核研究所・理論セミナー
(ABSTRACT)
N=4, 四次元のSYMでは、Wilsonループの重力dualが知られており、matterがゲージ群にとる表現によって、その重力dualも異なる。今回は、't Hooft couplingが大きい場合において、二つ違う表現 (基本表現と完全反対称表現)のWilsonループの相関関数を具体的に計算した。言い換えると、それは古典重力解の上の弦が張る最小面積を評価することにあたる。なお、時間方向をEuclideanにしたとき(有限温度系)、対応する古典重力解はAdS-Schwarzschildブラックホールに変わる。こういった場合に対しても、違った表現のPolyakovループ同士の相関関数を考えた。(Refs. hep-th/0701006, hep-th/0610275)