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海藻を肥料に!〜硫黄島での芋栽培について〜

活動 | 研究 by 増野雄基 posted on 2019年03月25日

硫黄島での芋栽培について

ジオパーク推進員の増野です。最近三島村に焼酎蔵ができ、ニュースでも取り上げられたので、話題になっていますが、三島村には焼酎があります。それは「みしま村」と「メンドン」です。

「みしま村」は黒島産の芋(ベニオトメ)を、「メンドン」は硫黄島産の芋を使い、作っています。今回はみしま焼酎「メンドン」に使われる芋の栽培について書きたいと思います。

平成30年度は、硫黄島の芋はなんと不作に終わってしまいました。残念です。台風が多く来たり、塩害があったりで、うまく育たなかったようです。自然の驚異には逆らえません。

そんな中、硫黄島地域おこし協力隊の棚次理さんが、地域おこし活動の一環として、独自の芋作りにチャレンジしています。硫黄島に流れ着く海藻の一種「ホンダワラ(ヒジキなどの仲間)」を肥料として活用し、芋を育てようという取り組みです。

私は大学時代、赤潮の防除で海藻を使っていた経緯があるので、非常に興味がありました。海藻は大量に流れ着いた場合、腐敗して硫化水素を発生させ、魚介類を死滅させるなど悪影響を与えます。芋の育成に、流れ着くホンダワラを肥料として活用することで、海域の保全、魚類資源の保全にもつながるのです。わざわざ肥料を買う必要もないので、無駄なお金もかからず、環境も守れるといった一石二鳥の取組だと思います。ジオパークを進めている三島村にとって、持続可能な開発を進めていくためには、こういった取り組みがさらに増えるいいかもしれませんね。

そして今回、ホンダワラ肥料を使って育てた芋の分析をお願いすることになりました。普通に育てた芋と何か違いがあるといいですね。ビタミンが普通の芋より多いとか、カルシウムが多いとか。結果が楽しみです。水産について学んだものとして、このホンダワラ肥料に、これからも注目していきたいと思います。

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