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National Institute of Polar Research

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立極地研究所

国立極地研究所ホーム >2022年度教員南極派遣プログラム派遣教員募集

2022年度教員南極派遣プログラム派遣教員募集

南極から授業!
2022年度教員南極派遣プログラム派遣教員募集

2021年10月12日

2022年11月に日本を出発予定の第64次南極地域観測隊夏隊に同行し、昭和基地から「南極授業」を行う教員を募集します。

本プログラムは、極地の科学や観測に興味を持つ現職教員を南極昭和基地に派遣し、衛星回線を利用して、現地から派遣教員が企画する「南極授業」を行うものであり、国立極地研究所および公益財団法人日本極地研究振興会が主催し、文部科学省(南極地域観測統合推進本部事務局)と連携して実施します。

派遣教員には、この「南極授業」や帰国後の活動を通して、国内の小・中・高等学校等の児童生徒や一般国民に向けての、南極に関する理解向上につながる様々な情報発信をしていただくこと、そのための知識習得や自己研鑽をしていただくことを期待しています。

「南極授業」とは:
昭和基地と国内を衛星回線で結び、派遣教員が自身の計画に基づいてコンテンツを作成し、所属校や一般に向けて行う授業です。授業内容は、南極に関係するものであれば、専門教科は問いません。
なお、コンテンツ作成は、例年、観測隊の南極行動中における野外観測チームへの同行、設営作業への参加、昭和基地や南極観測船「しらせ」船内の生活など、同行する観測隊の活動を素材として、自身が現地で映像編集、資料作成等を行い完成させる必要があります。

《重要》募集にあたって
・南極地域観測事業は、国の予算で実施されている事業です。本公募実施段階では2022年度の国の予算が成立していないため、今後の状況によっては、公募内容の変更、募集中止となる場合があります。

・昭和基地周辺の海氷状況は毎年変化しており、南極観測船「しらせ」の昭和基地沖への接岸、物資輸送など観測隊の活動にも影響を及ぼしています。観測隊の活動では、特に物資輸送は最重要事項であり、この実施状況によって、観測・設営に関する計画が、縮小・中止となる可能性もあります。その場合、本プログラムの実施についても、当初計画から変更となる可能性があることを、あらかじめご承知おきください。

1. 推薦
2. 被推薦者(派遣教員)の資格
3. 被推薦者(派遣教員)の条件
4. 募集期間
5. 派遣予定人数
6. 派遣期間(予定)
7. 選考方法
8. 選考基準
9. 選考結果の通知
10. 応募方法
11. 応募書類の送付先
12. 応募に当たっての留意事項
13. 経費について
14. 候補者となった場合
15. 今後のスケジュール(予定)
16. その他

くろまる応募様式(PDF/Word)の一括ダウンロードはこちらから
くろまる参考資料(PDF)の一括ダウンロードはこちらから

(注記)各資料・様式は本文の青字をクリックしてもご覧になれます。

1. 推薦

本プログラムの募集は以下の推薦者の推薦に基づいて行います。

(1)被推薦者(派遣教員)が公立学校所属教員の場合は、当該学校を所掌する教育委員会
(2)被推薦者(派遣教員)が国立大学附属学校、公立大学附属学校又は私立学校所属教員の場合は、その学校長、もしくは法人代表者

2. 被推薦者(派遣教員)の資格

教員免許を有し、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校に現職として勤務する教員であること。勤務先は日本国内のみとする。

3. 被推薦者(派遣教員)の条件

(1)極域の科学と極地観測等に興味と関心をもっていること。

(2)児童生徒に対する南極の多様な価値への理解・興味・関心の向上、地球環境・国際協調(SDGs(持続可能な開発目標)等)に関する意識の向上などを目的として昭和基地からの「南極授業」の企画立 案および実施ができること。

(3)所属する学校長の推薦と派遣の許可が得られること。

(4)公立学校所属の場合は、所管の教育委員会の推薦が得られること。国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校所属の場合は、学校長、もしくは法人代表者の推薦が得られること。

(5)授業で使用するコンテンツをご自身で作成できること(例:PowerPointやKeynoteを用いてコンテンツ作成ができること等)

(6)本プログラムへの参加から得られた知識や体験などを、帰国後の教員としての活動において、南極に関する理解向上につながる様々な情報発信を継続して行う意欲を持つこと。

なお、参加にあたっては、「12. 応募に当たっての留意事項」をご確認頂き、ご理解いただけることが条件です。

4. 募集期間

2021年10月12日(火)〜 2022年1月7日(金)

5. 派遣予定人数

2名

6. 派遣期間(予定)

2022年11月下旬〜2023年3月下旬
(昭和基地での滞在期間:2022年12月下旬〜2023年2月中旬)

7. 選考方法

主催者が設置する2022年度教員南極派遣プログラム派遣候補者選考委員会で選考します。選考は、書類審査及び面接により実施します。

第一次選考 書類審査
第二次選考 面接 (2022年1月23日(日)、1人あたり約30分)

国立極地研究所を会場に、もしくはオンライン(ZOOM等)で実施します。(面接に要する交通費は、各自でご負担ください。)

8. 選考基準

「南極授業」計画案の実現性および着眼点、ならびに帰国後の活動計画案の具体性および効果等により総合的に選考します。

9. 選考結果の通知

第一次選考の結果は、推薦者に書面にて、2022年1月中旬までに通知します。
第二次選考の結果は、推薦者に書面にて、2022年1月下旬に通知します。

10. 応募方法

(1)被推薦者(派遣希望教員)が、以下の書類を作成し所属する学校へ提出ください。

1参加申込書(別紙様式1 Word / PDF)

2履歴書(別紙様式2 Word / PDF)(A3両面で作成)

3「南極授業」計画案(昭和基地から自分ならこのような授業をするという内容の2回分の授業計画)(様式自由)

「南極授業」は、昭和基地から、衛星回線によるウェブ会議システム等を利用して行います。(この授業の時間は、1回45分程度)
(注記)南極で行う授業回数については、当該観測隊の全体計画を踏まえて後日決定しますが、1名につき1〜2回程度を予定しています。

4帰国後の本プログラムに関する活動計画(様式自由)
帰国後、概ね5年程度の活動計画について記載ください。

5健康状況の分かる書類
1)所属先等での直近の健康診断結果(写可)
(無い場合はお手数ですが、受診医療機関で結果の再発行をお願いします。)
2)現在かかっている病気等がある場合はその診断書(写可)
3)健康調書(教員南極派遣プログラム用)(別紙様式3 Word / PDF)

(2)被推薦者(派遣希望教員)が所属する学校又は教育委員会が、下記の要領で書類を作成し、提出してください。

1公立学校の場合
1)学校の許可
被推薦者が所属する学校の学校長が、推薦状(注記)(様式自由)及び許可書(別紙様式4 Word / PDF )を添えて、上記(1)の書類を学校を所管する都道府県教育委員会、指定都市教育委員会又は中核市教育委員会に提出ください。
2)教育委員会の推薦
各都道府県教育委員会及び各指定都市教育委員会は、中核市教育委員会経由のものを含めて被推薦者をとりまとめ、推薦(別紙様式6 Word / PDF )を付して(1)及び(2)1 1)の書類とともに「11.応募書類の送付先」に郵送してください。

2国立大学附属学校、公立大学附属学校、私立学校の場合
被推薦者が所属する学校長が、推薦状(様式自由)、許可書(別紙様式4 Word / PDF)及び、学校長、もしくは法人代表者の推薦書(別紙様式5 Word / PDF )を添えて、上記書類を「11.応募書類の送付先」に郵送してください。

(注記)推薦状について
・A4サイズ1枚以内(両面記載可)。
・被推薦者の氏名及び推薦状作成者の住所、氏名、電話番号(メールアドレス)、作成年月日が明記されていること(推薦状作成者に連絡することがあります)。
・推薦理由には協調性や適応能力などの資質について分かりやすく記載されていることが望ましい。
・推薦状は、必ず推薦状作成者本人の自筆の署名をし、封筒に入れ封印を押したものに限ります。開封無効。署名以外は自筆でなくても可。

11. 応募書類の送付先

〒190-8518 東京都立川市緑町10-3
国立極地研究所広報室

・「10.応募方法」にある必要書類に応募関係書類チェックリスト(Word / PDF )を添え、封筒の表に「教員南極派遣プログラム応募書類」朱書きして送付ください。
・必ず郵送してください(持参での提出不可)。郵便事故が心配な方は書留にしてください。

(注記)2022年1月7日(金) 17:00 必着

12. 応募に当たっての留意事項

南極地域観測隊の同行者であっても、観測隊員と同様の環境下での行動をすることになります。観測隊員の公募要項に示されている事項を抜粋しますので理解したうえで応募してください。

(観測隊員の公募要項から抜粋)
南極は極寒、強風、文明国からの隔離など厳しい環境であり、南極での行動中は、文明国と隔離された閉鎖社会となり、国内とは異なる条件下におかれることとなります。職務に必要な専門的知識・経験を有することはもとより、心身ともに健康で協調性があり、歴史ある国家事業に従事する観測隊員としての自覚と責任を持てることが条件となります。 詳しくは、以下を確認し御理解下さい。

1南極地域観測隊員として観測事業に携わることについて(参考資料1 PDF)
2南極における医療の現状と限界(参考資料2 PDF)

13. 経費について

派遣に関する以下(1)〜(8)の経費は、主催者が負担します。

(1)航空運賃:成田(羽田)空港からオーストラリアの往復航空運賃(空港施設利用料、空港税等を含む。)
(2)派遣者の居住地(または勤務先)から成田(羽田)空港までの往復交通費
(3)「しらせ」乗船中ならびに昭和基地滞在中の食費
(4)身体検査費
(5)事前訓練(冬期訓練及び夏期訓練:各5日程度)参加旅費
(6)観測隊全員打ち合わせへの参加及び血液交差試験の受検のために国立極地研究所へ来所する場合、参加旅費
(7)帰国報告会参加旅費
(8)衣類・装備経費:観測隊員に準じた衣類・装備類を支給(一部は貸与)

(注記)派遣教員の給与や代替教員を置く場合の経費、南極授業に使用する物品等の購入経費、国内での個別訓練が必要となった場合の経費、パスポート申請にかかる費用については、本プログラムでは負担いたしません。

14. 候補者となった場合

(1)南極授業の実施に向け、選考後早い時期に所属校での打合せを行う予定です。
(2)南極地域観測隊員と同等の身体検査を受診していただきます。(検査項目:別途通知)
(3)身体検査の合格後に、南極地域観測統合推進本部(本部長:文部科学大臣)に推薦し、所要の手続きを経て第64次南極地域観測隊同行者として決定します。
(4)国立極地研究所が実施する事前訓練及び事前打ち合わせに参加してください。
特に、2022年2月28日(月)〜3月4日(金)に実施する冬訓練(実技中心)及び6月中旬〜下旬に実施する夏期訓練(講義・打ち合わせ中心)に参加し、観測隊の活動計画を十分承知していただく必要があります。
(5)日本極地研究振興会が開催する、過去の派遣教員等との意見交換会に参加し、授業計画の事前準備と帰国後の活動計画について打ち合わせをしてください。
(6)終了後は、活動状況のレポート、将来にわたっての提言等を主催者に提出することのほか、主催者の広報誌等への寄稿、南極を題材にした教材作成について協力をお願いする場合があります。また、国内の小・中・高等学校等の児童生徒および一般国民に向けて、南極に関する理解の向上のための講演など情報発信をお願いします。

<重要>
候補者として選考された場合でも、訓練や打合せの状況などを踏まえ、「3. 被推薦者(派遣教員)の条件」や「12. 応募に当たっての留意事項」に記載されてきる条件を満たしていないと判断される場合は、選考を取り消すことがあります。応募書類に虚偽の記載等があった場合も同様です。加えて、身体検査の結果で、観測隊参加が困難であると認められた時は、参加出来ない場合があります。

15. 今後のスケジュール(予定)

2021年
10月12日 本公募開始
2022年
1月7日 応募締め切り、審査開始
1月下旬 候補者決定
2月上旬以降 派遣候補者身体検査、医師による検査結果の確認
(確認終了後、南極地域観測統合推進本部(文部科学省)に同行者候補者として推薦)
2月28日〜3月4日 第64次南極地域観測隊冬期総合訓練(長野県。実技中心)
6月中旬〜下旬 第64次南極地域観測隊夏期総合訓練(打合せ中心。オンライン開催となる可能性あり)
6月中旬〜下旬 第64次南極地域観測隊同行者に決定
7月以降 観測隊全員打ち合わせ(月1回程度。オンライン開催が中心となる予定)
9月頃 血液交差試験等のため国立極地研究所へ来所
11月下旬 第64次南極地域観測隊 成田空港を出発
西オーストラリア州フリーマントル港にて南極観測船「しらせ」に乗船、南極へ向かう
2023年
1月下旬〜2月上旬 南極授業
2月中旬 昭和基地を出発
3月下旬 ​​オーストラリアから空路帰国

16. その他

(1)問い合わせ先
国立極地研究所広報室
メール:kofositu@nipr.ac.jp 電話:042-512-0655
〒190-8518 東京都立川市緑町10-3

(2)この要項に定める項目のほか、派遣に必要な事項は主催者が定めます。

(3)個人情報の取り扱い
本募集に関連して提出された個人情報については、選考の目的に限って使用し、選考終了後は、採用された方の情報を除き全ての個人情報は責任を持って破棄します。

関連リンク

南極観測ウェブサイト教員南極派遣プログラムのページ

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