アラスカ内陸部森林センサス観測チーム
アラスカの森林火災(2015年7月27日)
現在地:アラスカ・カリブポーカークリーク実験林
チームメンバー:鳥山淳平
写真1
カリブポーカークリークは、アラスカ内陸部に位置するアラスカ大学フェアバンクス校の実験林です(写真1、鳥山撮影)。ここではアラスカ大学と協力して、永久凍土の上に生きるトウヒ(Picea mariana)の生態を調べています。ところで、2015年はアラスカで多くの森林火災がありました。二枚目の写真は、火災跡の様子です(写真2、齋藤智寛氏撮影)。アラスカでは、森林火災は森林が更新される過程の一部であり、火災によって古い森林が焼失すると、その後新しい森林が成長をはじめます。今後の気候変動によって火災の頻度がどう変わり、広大なトウヒの森林がどのように変わってゆくのかを明らかにするためにも、現地観測のデータを集めることが大切です。
写真2