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「しんかい6500」は、6,500mの深さまで潜ることができる有人潜水調査船で、1989年に三菱重工業(株)神戸造船所で完成しました。その活動範囲は日本近海だけでなく、太平洋やインド洋、遠くは大西洋にまで及び、これまでに延べ1,529回の潜航を行ってきました(2018年11月現在)。現在運航中の大深度まで潜ることのできる有人潜水調査船は、世界でも7隻(※(注記))しかありません。その中で「しんかい6500」は、日本のみならず世界の深海調査研究の中核を担う重要な役割を果たしています。
2012年3月、「しんかい6500」は建造以来最大となる改造を終えました。船尾の主推進装置を、旋回式大型1台から固定式中型2台に変更し、また水平スラスタを後部に1台増設して回頭性能を向上させました。また、全てのプロペラのモーターをよりレスポンスの良いものに換装し、加速・制動性能も向上させました。
※(注記) アルビン(米) / ノチール(仏) / ミールI&II(露) / しんかい6500(日) / コンスル(露) / 蛟竜号(中) [建造年順]
2019年11月28日、中間検査工事中の有人潜水調査船「しんかい6500」の前で30歳の誕生日をお祝いしました。
「しんかい6500」は1989年11月28日に完成し、造船所からJAMSTECへ引き渡されました。