このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。
「海洋と地球の学校」は、今年度から高校生を対象に加え、新しく「Blue Earth Academy」として再始動します。
今回は海洋工学にフォーカスを当て「技術開発で海洋の未来を拓く」をテーマに、人類未踏の領域に挑戦する探査機について、現役エンジニアによる講義や実際に水中装置を作成するグループワーク実習を中心に学ぶことができます。
主旨 | 「Blue Earth Academy」(旧称:「海洋と地球の学校」は、未来の海洋科学技術の研究開発を担う大学生等の育成を目的として海洋研究開発機構が主催するものです。 |
---|---|
開催期日 | 2015年3月24日(火)〜26日(木) >> スケジュールはこちら |
後援 | 文部科学省 |
開催場所 | 講義・実習:海洋研究開発機構 横須賀本部 【地図】 宿泊:野島青少年研修センター |
募集人員 | 最大25名 |
応募資格 | 高校1年〜大学2年生(短大生・高等専門学校生を含む)を対象とします。 |
テーマ | 技術開発で海洋の未来を拓く ※(注記)詳細は講義内容と講師をご覧下さい。 |
参加費用 | 5,000円(2泊分の宿泊費及び食費) ※(注記)自宅から開催場所までの往復交通費は各自負担 |
応募方法・締切 | 定員に達したため募集を終了致しました。 |
問い合わせ先 |
Blue Earth Academy 事務局 TEL : 046-867-9059 |
第1日目 2015年3月24日(火) JAMSTEC 横須賀本部 |
13:00 | 京浜急行「追浜駅」集合 JAMSTEC 横須賀本部へ移動(チャーターバス) |
---|---|---|
13:35〜13:50 | 開校式・JAMSTEC概要 | |
13:50〜14:00 | 校長挨拶 | |
14:00〜14:20 | 参加者自己紹介 | |
14:30〜15:30 | 第0講 磯崎 芳男 “海洋国家日本”の未来を拓く海洋技術開発 |
|
15:40〜16:00 | グループ分け・実習ミッション発表 | |
16:00〜17:00 | 研究施設・機器の見学 | |
17:10〜18:30 | 夕食・交流会 | |
宿泊:野島青少年研修センター | 18:30〜19:00 | 宿舎へ移動 (チャーターバス) |
第2日目 2015年3月25日(水) JAMSTEC 横須賀本部 |
08:50〜09:20 | JAMSTEC 横須賀本部へ移動(チャーターバス) |
09:30〜10:05 | 第1講 小倉 訓 有人潜水調査船「しんかい6500」 |
|
10:10〜10:45 | 第2講 中條 秀彦 深海探査システム:遠隔操作型無人探査機(ROV) |
|
10:45〜10:55 | 休憩 | |
10:55〜11:30 | 第3講 百留 忠洋 深海探査システム:自律型無人探査機(AUV) —AUVは七つの壁を越えて作られるー |
|
11:35〜12:10 | 第4講 石原 靖久 海洋観測フロート |
|
12:10〜13:10 | 昼食 | |
13:10〜17:00 | グループワーク実習(水中装置制作) | |
17:00〜18:00 | 夕食 | |
宿泊:野島青少年研修センター | 18:00〜18:30 | 宿舎へ移動(チャーターバス) |
第3日目 2015年3月26日(木) JAMSTEC 横須賀本部 |
08:50〜09:20 | JAMSTEC 横須賀本部へ移動(チャーターバス) |
09:30〜12:10 | 実習(トライアウト)・レポート作成 | |
12:10〜13:00 | 昼食 | |
13:00〜15:00 | レポート発表・総合討論・講評 | |
15:00〜15:15 | 閉校式・解散 |
講義内容 | 講師 | |
---|---|---|
第0講 | “海洋国家日本”の未来を拓く海洋技術開発 日本周辺の海域は、豊かな生態系が広がり膨大な天然資源が賦存する場所でもあり、また巨大な海溝型地震を引き起こす場所でもある。 この世界でも有数の深い海の調査・観測に挑み、“海洋国家日本”を拓こうとする最先端海洋技術開発について紹介する。 |
磯崎 芳男 第1回「Blue Earth Academy」校長 海洋工学センター センター長 |
第1講 | 有人潜水調査船「しんかい6500」 有人潜水調査船は、人を乗せて深海に潜り、海中や海底の調査を行う。この有人潜水調査船「しんかい2000」「しんかい6500」の運用に関わり、数十年、パイロットとして乗船した経験をもとに、深海とは? そして深海に挑む有人潜水調査船の仕組み、潜航方法、圧力に耐える機械技術等を運用の苦労話を交えつつ紹介する。また、これまでに見てきた海底の動画により深海に生息する生物、深海の様子などを紹介する。 |
小倉 訓 海洋工学センター 運航管理部 探査機運用グループ グループリーダー |
第2講 | 深海探査システム:遠隔操作型無人探査機(ROV) 遠隔操作型無人探査機(Remotely Operated Vehicle:ROV)は、母船と水中ビークルがケーブルでつながれた探査機である。本講義では、世界最深部10,911mに到達した1万m級ROV「かいこう」から最新の資源探査用無人探査機「かいこうMk-IV」などについて紹介する。 |
中條 秀彦 海洋工学センター 海洋技術開発部 海洋基盤技術グループ グループリーダー代理 |
第3講 | 深海探査システム:自律型無人探査機(AUV) —AUVは七つの壁を越えて作られるー 自律型無人探査機(Autonomous Underwater Vehicle:AUV)は、あらかじめ設定されたシナリオに従って、自分の位置を計算しながら航走する探査機である。深海で人間に替わって調査活動をするAUVの開発をする際に、どのようなことが課題となり、それを解決するためにどのような工夫をしているかを、非常に高い解像度の海底地形や海底下の構造データを取得できるAUV「うらしま」の仕組みを例にして紹介する。 |
百留 忠洋 海洋工学センター 海洋技術開発部 探査機技術グループ グループリーダー代理 |
第4講 | 海洋観測フロート 海中ロボットの一つである海洋観測フロートは、深度2,000mなどの決められた深度と海面の間を自動的に浮き沈みし、水温や塩分などを測定するものである。得られたデータは猛暑や暖冬の原因となる地球規模の気候変動の研究などに役立っている。この海洋観測フロートの構造や観測する仕組みについて解説するとともに、今後導入する新たな観測フロートについて紹介する。 |
石原 靖久 海洋工学センター 海洋技術開発部 長期観測技術グループ グループリーダー |
※(注記)講義内容、スケジュールは変更になる可能性がございますので、ご了承ください。
©JAMSTEC, www.jamstec.go.jp