知ろう!記者に発表した最新研究
2010年6月8日発表
地球深部探査船「ちきゅう」がいよいよ動き出す!
研究航海スケジュールのお知らせ!
海底下を深くふか〜く
研究航海の対象海域は2つあります。東海沖から四国沖に広がる南海トラフ、そして九州沖から
南海トラフとは、2つのプレートがぶつかりあっている場所です。過去に何度も
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まずは南海トラフでの航海についてお話ししましょう。この海域では、4地点を掘り進めます(図2)。
そして、コアをとったり、観測装置を設置したりします。さらに、将来に巨大地震を起こす
次は、沖縄の熱水噴出孔についてです。ここでは、熱水噴出孔とそのまわりの5地点を掘ってコアをとります(図4)。また、将来その掘った孔で
南海トラフのコアを調べて、そこでは過去にどんな変動があったのかを明らかにします。また、孔に設置した観測装置を使って、海底下の圧力や温度の様子を長期間モニタリングする予定です。巨大地震発生のメカニズムの理解が進むでしょう。
一方、沖縄の熱水噴出孔では、コアを
「ちきゅう」が、地球の
ライザーレス掘削 と、ライザー掘削はどうちがうの?
解説1:コア
海底下の地層を掘ってとりだした、円柱状のサンプルのことです。これを調べて地球のなぞにせまります。
解説2:培養
人間の管理の下で、微生物などを育てることです。