独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)は、海洋科学技術の普及・啓発と地球深部探査船「ちきゅう」(※(注記)1)についての理解を深めていただくことを目的に、下記のとおり「ちきゅう」の船内一般公開を行いますのでお知らせいたします。
記
1.開催日時
:
- 平成22年10月9日(土)
- 10:00〜16:00【15:00最終受付】
- 10日(日)
- 10:00〜14:00【13:00最終受付】
※(注記)地球深部探査船「ちきゅう」整備状況、天候等により中止・延期となる場合もありますので、予めご了承ください。
2.場 所
:
沖縄県 中城湾港 新港地区
4.主 催
:
独立行政法人海洋研究開発機構
5.後 援
:
沖縄県、沖縄市、沖縄市教育委員会、琉球大学
6.内 容
:
詳細につきましては、
別紙をご参照ください。
※(注記)1 地球深部探査船「ちきゅう」
(主要目)
全長
:
210m
幅
:
38m
深さ
:
16.2m
喫水
:
9.2m
国際総トン数
:
56,752トン
航海速力
:
12ノット
航続距離
:
14,800マイル
定員
:
200名
推進システム
:
ディーゼル電気推進
2005年7月に完成した、世界最高の掘削能力(海底下7,000m)を持つ地球深部探査船。統合国際深海掘削計画(IODP)(※(注記)2)の主力船として、巨大地震発生のしくみ、生命の起源、将来の地球規模の環境変動、新しい海底資源の解明など、人類の未来を拓く様々な成果をあげることを目指します。
平成22年9月1日から10月3日までの33日間、沖縄トラフ熱水域における熱水噴出孔周辺を掘削し、柱状地質試料(以下、コアサンプル)を採取する事により、熱水活動域の海底下で活動している微生物群集の数および種類、さらにその生態系の実態を世界に先駆けて解明することを目指します。また掘削によって出来上がる人工熱水孔について、熱水活動の変動や海底下微生物の活動を長期的に研究する基盤を整備します。
※(注記)2 統合国際深海掘削計画(IODP:Integrated Ocean Drilling Program)
日本・米国が主導国となり、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州(17ヶ国)、中国、韓国、オーストラリア、インド、ニュージーランドの24ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行います。
別紙
地球深部探査船「ちきゅう」一般公開概要
1.開催日時
:
- 平成22年10月9日(土)
- 10:00〜16:00【15:00最終受付】
- 10日(日)
- 10:00〜14:00【13:00最終受付】
※(注記)当日は、指定された受付時間内にお越しください。
※(注記)地球深部探査船「ちきゅう」整備状況、天候等により中止・延期となる場合もありますので、予めご了承ください。 中止となる場合には、JAMSTECのホームページ(http://www.jamstec.go.jp/)でお知らせいたします。
2.場 所
:
沖縄県 中城湾港 新港地区
3.入 場 料
:
無料(往復はがき及びインターネットによる事前登録制)
※(注記)往復はがきは9月27日必着(応募者多数の場合は抽選となる場合があります。当選結果は10月5日頃までにご連絡いたします。)
※(注記)インターネットは先着順で定員になり次第締め切り
※(注記)詳細は、別紙のリーフレットまたは
JAMSTECホームページをご覧ください。
4.主 催
:
独立行政法人海洋研究開発機構
5.後 援
:
沖縄県、沖縄市、沖縄市教育委員会、琉球大学
6.注意事項
:
- (1)
- 悪天候等により中止あるいは時間を変更する場合があります。
- (2)
- 小学生以下のお子様は必ず保護者が同伴してください。
- (3)
- 当日は多くの見学者が予想されます。このため船内安全確保の観点から入船制限を行い、岸壁にてお待ちいただく場合がありますので予めご了承ください。
- (4)
- 「ちきゅう」船内は階段、段差が多いため、車いすなど移動に介助が必要な方は、安全上の理由から船内の見学をご遠慮いただく場合がありますので、事前にご相談願います。
- (5)
- 「ちきゅう」船内には網状の床などもありますので、スカートでの見学はお勧めいたしません。なお、船内は足元が悪いことから、サンダル等滑りやすい履物、並びにハイヒール等かかとの高い靴はご遠慮ください。
- (6)
- 見学時間は約1時間です。船内のトイレは使用できませんので、事前にお済ませください。
- (7)
- 船内への手荷物の持ち込みはできる限りご遠慮ください。安全保障上の理由により、ペットボトルや引火しやすい製品、ナイフ等の鋭利な品物等を船内に持ち込むことは固くお断りいたします。場合により、乗船前に手荷物の中身を確認させていただくことがあります。
- (8)
- 上記のほか、岸壁及び船内では係員の指示に従ってご見学願います。見学順路以外の立ち入りは危険ですので固くお断りいたします。指示に従われない場合は、見学を中止して下船していただきます。