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2008年10月22日
独立行政法人海洋研究開発機構
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の運用する地球深部探査船「ちきゅう」は、本年2月から4月にかけて実施した中間検査工事等の際、アジマススラスター(船位保持のための360°回転可能な推進機)のギア損傷が判明し、長崎県佐世保湾内にて修理準備等のため停泊していましたが、本日より佐世保重工業株式会社佐世保造船所において修理工事を開始しました。
修理工事の予定は以下の通りです。
平成21年3月中旬から「ちきゅう」は紀伊半島沖の熊野灘において機器確認、試験掘削等を実施し、その後IODP(※(注記)統合国際深海掘削計画)によるライザー掘削を開始する予定です。
日・米を主導国とし、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧、中、韓の21ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行います。