新型コロナウイルス感染症とどのように向き合っていけばよいか、様々な形で情報発信を行っています。
動画で見る飛沫シミュレーション
理化学研究所が2020年に公開したスーパーコンピュータ「富岳」を使った飛沫のシミュレーション結果を、オリジナルの動画にしました。動画では、「マスクの有無」で飛沫の飛び方がどう変わるかを、「会話をしたとき」と「咳をしたとき」とで比較しています。
シミュレーション結果では、マスクには飛沫の広がりを抑える大きな効果がある一方で、すべての飛沫が抑えられるわけでもないことが示されています。なお、飛沫はウイルスそのものではありません。シミュレーションの特徴をふまえて結果を見て、自分たちの対策につなげることが大切です。
※(注記)「シミュレーション」とは、コンピュータを使って仮想空間で行う実験のことです。「富岳」を使うことで、さまざまな場面の飛沫のシミュレーションを、高い精度で高速で行うことができます。
協力:坪倉誠、BALE Rahul(理化学研究所)、和田耕治(国際医療福祉大学)、神代和明(東北大学)
データ提供:理化学研究所、「富岳」新型コロナ対策プロジェクト飛沫感染チーム
(2021年4月制作)
資料の提供について
動画データおよび解説パネルを、科学館や学校などでご利用いただくこともできます。データをご希望の方は、 以下の問い合わせフォームにてお申込みください。(等身大で動画を表示いただくには、横幅180センチ程度で投影できるプロジェクターを使用いただく必要があります)
問い合わせフォーム
日本科学未来館 事業部 プログラム企画開発課 オープンコンテンツ担当
TEL. 03-3570-9151(開館日の10:00〜17:00)
「新型コロナウイルスのキモチ」スイングポップ
ただいま館内では、新型コロナウイルスに関する注意喚起のポップを展開中です。
身近にひそむ感染リスクをアピールするため、ポップにはウイルスをモチーフにしたキャラクターが登場します。あえてウイルスにセリフを語らせることで、「どこにリスクがあるのか」「どのような行動がリスクを高めるのか」「どのような対策が有効なのか」をわかりやすく伝えることがねらいです。デザインは全部で7種類。状況や目的にあわせて使い分けができるようデザインしました。
未来館以外のさまざまな場所でも使っていただけるよう、ポップのペーパークラフトをダウンロードできるようにしました。A4の紙に印刷して、自宅はもちろん、職場や博物館、店舗などに貼って、感染対策にご活用ください。
(2021年4月制作)
ニコニコ生放送での情報発信
国立国際医療研究センター国際感染症センターと日本科学未来館のコラボ企画。新型コロナウイルス感染症に関する情報提供を、ニコニコ生放送を通して行います。
未来館の感染拡大防止への取り組み
日本科学未来館では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の取り組みについて、その考え方や具体的な方法をまとめたガイドラインやマニュアルを策定しています。