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平成30年5月17日
東京都千代田区四番町5番地3
科学技術振興機構(JST)
JST(理事長 濵口 道成)は、国際科学技術共同研究推進事業 地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS:Science and Technology Research Partnership for Sustainable Development、サトレップス)における平成30年度新規採択研究課題を条件付き 注1)にて決定しました(別紙1)。
SATREPSは、科学技術と外交を連携し、相互に発展させる「科学技術外交」の強化の一環として、文部科学省、外務省の支援のもと、JSTと国際協力機構(JICA)が連携して実施するプログラムです。開発途上国のニーズを基に、地球規模課題を対象とし、社会実装の構想を持つ国際共同研究を政府開発援助(ODA)と連携して推進することによって、地球規模課題の解決および科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術を獲得することやこれらを通じたイノベーションの創出を目的としています。また、その国際共同研究を通じて開発途上国の自立的研究開発能力の向上と課題解決に資する持続的活動体制の構築を図ります。また、SATREPSは国連の持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals) 注2)に積極的に対応して国際社会に貢献していきます。
今回、環境・エネルギー分野、生物資源分野、防災分野について研究提案の募集(平成29年9月12日〜10月30日)を行ったところ、合計99件の応募がありました。募集締め切り後、ODAの視点からの評価も含め、外部有識者による委員会が書類・面接選考を行い、下表のように3分野4領域について合計7件の研究課題を決定しました。ジブチ共和国およびタンザニア連合共和国とは初めての国際共同研究となり、SATREPSで採択した国は、合計49ヵ国となりました。今後、契約などの準備が整い次第、支援を開始する予定です。
なお、SATREPSで対象とする分野のうち、感染症分野については平成27年4月1日より日本医療研究開発機構(AMED)に移管され、AMEDとJICAの連携事業として実施されています。 注3)
| 研究分野 | 環境・エネルギー分野 | 生物資源分野 | 防災分野 | |
|---|---|---|---|---|
| 研究領域 | 地球規模の環境課題の解決に資する研究 | 低炭素社会の実現に向けた高度エネルギーシステムに関する研究 | 生物資源の持続可能な生産と利用に資する研究 | 持続可能な社会を支える防災・減災に関する研究 |
| 採択件数/ 応募件数 |
2件/36件 | 2件/15件 | 2件/33件 | 1件/15件 |
| 地域 | アジア | アフリカ | 中南米・その他 |
|---|---|---|---|
| 採択件数/応募件数 | 3件/61件 | 4件/28件 | 0件/10件 |
| 所属機関 | 国立大学等 注5) | 公立大学 | 私立大学 | 独立行政 法人 注6) |
国立研究所 | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 応募件数 注4) | 69 | 0 | 14 | 13 | 0 | 3 | 99 |
| 採択件数 | 5 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 7 |
別紙3:地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)の概要
加藤 修(カトウ オサム)
科学技術振興機構 国際部(SATREPSグループ)
〒102-0076 東京都千代田区五番町7 K’s五番町
Tel:03-5214-8085
E-mail:
SATREPS URL:https://www.jst.go.jp/global/