集中した表情で構える伊藤【ITTF】
伊藤美誠が銅メダルをかけて、準々決勝で石川佳純を破ったシンガポールのユー・モンユとの一戦に挑んだ。
第1ゲームはユー・モンユが気迫のプレーを見せる。お互いポイントを取り合うも、伊藤のドライブがネットに阻まれるなど不運もあって6‐11とゲームをとられる。切り替えたい伊藤が積極的な姿勢をみせ、一進一退の攻防になるが伊藤の変幻自在のサーブが効果的に決まり、第2ゲームを勝利し、ゲームカウントを1‐1とした。
第3ゲームも我慢の展開が続く。ユー・モンユがリードする展開になるが、伊藤がチキータなどレシーブでも効果的にポイントをとり、最後は6連続ポイントの11‐7でゲームを獲得した。第4ゲームは勢いそのままに立ち上がりでユー・モンユを圧倒する。しかし粘るユー・モンユも食い下がり、7‐8となったところでタイムアウトで切り替えを図る。すると、タイムアウト後はポイントを落とさず11‐7で勝利。ゲームカウントを3‐1として、メダル獲得に迫る。
残り1ゲームとなってもプレッシャーを感じさせない伊藤はゲーム序盤からポイントを重ね、先にゲームポイントを獲得する。最後はユー・モンユのレシーブがネットに阻まれ伊藤が勝利。
3位となり伊藤は銅メダルを獲得。日本女子シングルス史上初のメダリストとなった。