1月15日、2021年全日本卓球選手権大会5日目が行われた。
- 観戦ガイド(1月16日号):ダウンロード (PDF)
男子シングルス第一シードの宇田幸矢が初戦で姿を消す波乱。昨年準優勝の張本智和は御内健太郎とのゲームオールに及ぶ壮絶なラリー戦を制し準々決勝進出。
女子シングルスは早田ひな、伊藤美誠、石川佳純ら優勝経験者が盤石の強さを見せる。平野美宇は2年前と同一のカードとなった木原美悠との6回戦で、木原の勢いを止められず苦杯。優勝経験者
で明暗が分かれる結果となった。
本日16日はシングルスの準々決勝が行われる。表彰台をかけた熱き闘いの行方は・・・?
ジュニア女王の大藤沙月とゲームオールの熱戦を制し勝ち上がってきた昨年王者・早田ひなと7年連続ベスト8と抜群の安定感を誇る佐藤瞳の対戦。世界でも通用する佐藤のカットをどう攻略するか。
2019年世界ジュニア王者で初の全日本ランク入りを果たした長﨑美柚が、王座奪回を狙う世界ランク3位・伊藤美誠に挑む。初のベスト8で波に乗る長﨑の勢いを伊藤が跳ね返すか。
姉妹対決を制して準々決勝に駒を進めた平侑里香とジュニアの悔しさをバネに快進撃を続ける木原美悠が激突。木原は2年ぶりの表彰台なるか。
全日本優勝経験4回の五輪代表候補・石川佳純にジュニア準優勝で2回戦から勝ち上がってきた横井咲桜が挑む。四天王寺の先輩後輩対決を制するのは・・・?
3年ぶりの表彰台を狙う世界選手権ダブルス銀メダリスト・森薗政崇とスウェーデンリーグ修行とTリーグ参戦で力をつけてきた英田理志の対決。変幻自在のオールラウンダー英田は森薗相手にどのようなプレーを見せるのか。
王座奪回を虎視眈々と狙う丹羽孝希と2014年全日本ジュニア優勝で2018年世界ジュニアベスト8の田中佑汰が対戦。好調丹羽の快速カウンターを見逃すな。
昨年ベスト4で今大会も実力十分の𠮷田雅己と5年連続ランク入りで安定した成績を残している龍崎東寅のカード。激しい打撃戦に注目。
元王者・吉村真晴を倒し勝ち上がってきた昨年ダブルス王者・及川瑞基と3年ぶりの王座へ猛進する張本智和の一戦。木下グループのチームメイトで仙台ジュニアクラブ時代から切磋琢磨する2人の対決はどのような結末へ向かうか。
1月15日 記者会見ほか
早田ひな選手 4-3 大藤沙月選手(6回戦)
初日から3試合と3日間の中で一番試合が多くて、コロナの影響で換気など、いろんなことがいつもの全日本と違う中でのスタートでしたが、悪くないスタートだったと思います。大藤選手との試合はすごく楽しみで、今まで一回も当たったことがなくサーブの種類やボールの質がわからない状態でのスタートでしたが自分のペースで試合ができました。取られたゲームも自分のプレーが悪いというよりは、ラリーの中で相手の最後の一本が自分よりうまかったです。レベルの高い選手だと感じました。
張本智和選手 4-3 御内健太郎選手(6回戦)
例年より試合が多い初日で、負けてもおかしくない試合だったので、何とか次につなげることができて嬉しいです。カット打ちは肩がきついんですが、怪我してもいいぐらい振ってやろうと思ってやりました。去年の準決勝・決勝よりも苦しい試合でした。先月から腰を痛めていて不安でしたが、3試合乗り切ったので不安は解消されたかなと思います。
丹羽孝希選手 4-0 吉田海偉選手(6回戦)
初日に3試合があって、この初日が勝負だなと思っていました。3試合連続というのが厳しくて、体力勝負だったのかな、と思います。今日戦った感じだと、コロナ禍の影響はないです。ここ2年ともベスト8なので、明日の試合に勝って最終日に残りたいです。
宇田幸矢選手 3-4 鈴木笙選手(4回戦)
自分のプレーが何もできないまま試合が進んで、ゲームオールではありましたが、自分が思うようにはできませんでした。相手が高校生で思い切って攻めてくるなかで自分が弱気になってしまいました。自分の苦手な技術の部分で自信を持って戦うことができなかったので、もっと練習してレベルアップして自信を持って戦えるようにならないといけないかなと思います。
平野美宇選手 0-4 木原美悠選手(6回戦)
いろんな方に支えていただいたので、久しぶりに試合ができて嬉しかったです。1、2試合目は自分のプレーを出すことができました。サーブレシーブで先手を取ることが大事だと思っていたので、3戦目はそこが相手のペースだったかなと思います。今回は試合に出ることができてすごく良かったです。復帰戦だと思ってオリンピックまでもっと強くなります。
石川佳純選手 4-0 前田美優選手(6回戦)
初めての無観客の全日本で雰囲気が違って、観客の方がいないので寂しさがあります。コロナ禍の中での大会なので、自分自身で自衛を頑張ることを意識しています。目標は優勝ですが、目の前の一試合一試合を大切に頑張りたいです。
伊藤美誠選手 4-1 安藤みなみ選手(6回戦)
初日から3試合ということで今日が一番ハードだと思っていましたが、いい調整ができた状態で試合に臨めて、いろんなタイプの選手と試合ができてすごく楽しかったです。今日は自分らしく楽しんで勝ちに行くことができたかなと思います。明日は1試合に集中して自分らしく楽しみたいです。
無観客大会
会場へはご来場いただけません。試合の模様はオンライン配信をご視聴ください。結果は全日本選手権特設サイトでご覧ください。16日(土)および17日(日)にはNHKでテレビ中継されます。
ライブ配信
全日本選手権特設サイトにて全試合をライブでご視聴いただけます。
全日本選手権特設サイト: ライブ配信を見る
試合速報
試合の結果速報は、大会サイトで検索することができます。
全日本選手権特設サイト: 速報・記録を見る
NHK中継
男女シングルス準々決勝から決勝は、NHKBS1・NHK総合で放送されます。
1月16日(土)
女子シングルス 準々決勝
男子シングルス 準々決勝
1月17日(日)
女子シングルス 準決勝・決勝
男子シングルス 準決勝・決勝