Interview
次世代研究データ基盤「NII RDC」への期待
オープンサイエンスを推進し、イノベーションを促すために
政府の「統合イノベーション戦略」や「科学技術基本計画」はオープンサイエンスの推進を強調する。研究成果を社会や科学界に還元するなかで、研究データを積極的に公開して分野横断的な研究を育みイノベーションを促す。研究の透明性を確保する狙いもある。国立情報学研究所は、大学などがもっている研究データを適切に蓄積・管理・利用する研究データ基盤の提供を始める。文部科学省研究振興局で情報分野を担当する橋爪淳参事官に、データ基盤整備の意義を聞いた。
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Interview
NII研究データ基盤「NII RDC」がいよいよ始まる!
×ばつ名古屋大学 見えてきた研究データ管理の課題と展望
2021年度から、NII研究データ基盤(NII Research Data Cloud)が本格的にスタートした。NII RDCは、研究データの管理基盤(GakuNin RDM)、公開基盤(JAIRO Cloud)、検索基盤(CiNii Research)の 3 基盤から構成されており、今回、新たにサービスを開始する管理基盤については、2020 年に実証実験を行った。この中で、先駆的な取り組みをしてきた名古屋大学では、附属図書館や情報基盤センターが中心となって研究データ管理の環境整備を進めている。環境整備やルール策定、データ公開基盤の整備・支援などを行ってきた名古屋大学の各担当者を迎え、NIIオープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)の山地一禎センター長とともに、現在の取り組みや見えてきた課題、展望について語っていただいた。
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Other
研究データ管理基盤「GakuNin RDM」の本運用がスタート
先進的な研究データ管理を支援する
2021年2月15日、研究データの管理を行う大学や研究機関を支援するサービス「GakuNin RDM(Research Data Management)」の本格運用が始まった。これは、NII がオープンサイエンスのために提供する研究データプラットフォーム「NII Research Data Cloud(NII RDC)」内で、初めて提供する研究データ管理基盤として、オープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)が開発したものである。オープンサイエンス実践の鍵となるRDMの基盤として、どのような機能を備えているのだろうか。
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日本の学術機関のデータ公開を支える「WEKO3」
JAIRO Cloudの基盤ソフトウエアWEKO3が始動
実は、日本は米国に次ぐ「機関リポジトリ先進国」であり、機関リポジトリをもつ大学や学術機関は 876(2021 年 1 月時点)に上る。その約 7 割が利用しているのが、NIIとオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)で共同運営する機関リポジトリサービス「JAIRO Cloud」だ。現在、JAIRO Cloud は、その基盤ソフトウエアである「WEKO」とともに次期バージョンへの移行・開発が進められている。
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Other
知の検索基盤として新たな役割を担う「CiNii Research」
サイテーションからリレーションへ、オープンサイエンスへの道を拓く
NIIが提供する学術検索基盤「CiNii」は、国内の論文を探す「CiNii Articles」、全国の大学図書館に収蔵されている書誌を探す「CiNii Books」、日本の博士論文を探す「CiNii Dissertations」という3 つのサービスから成る。現在、これらを統合し、加えて論文にひもづく研究データの検索も可能にする新たな検索基盤「CiNii Research」の開発が進んでいる。 その先行サービスとして「CiNii Research プレビュー版(以降、プレ版)」が 2020年11月から公開されていた。
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国内初の研究データ管理のためのトレーニングコース
体制づくりから支援人材の育成まで
2021年6月、NIIが全国の大学等と構築する学術認証フェデレーションの学習管理システム「GakuNin LMS(Learning Management System)」において、研究データ管理を始める機関向けのトレーニングコースの提供が正式に始まる。本コースをオープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)とともに開発してきた2人に、日本における研究データ管理の現状と、トレーニングコースを実践へつなげていくポイントを聞いた。
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Essay
大学間ネットワークのあけぼの
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NII Todayとは?
いまや社会を支える基盤になっている「情報学」という新しい学術分野の研究が、「私たちが生活する社会をどう変え、未来の社内に、どのような新しい価値を生み出してくれるのか」を、広く一般の読者にわかりやすくお伝えすることを目的に「NII Today」を発行しています。
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Interview
NII20年のあゆみと未来の情報学の役割
データ駆動科学を支え、社会課題を解決するために
Other
国立情報学研究所(NII)の沿革
NIIの設立までの沿革(1976年4月~2000年4月)とNII設立以降の沿革(2000年4月〜2020年12月)を紹介
Other
国立情報学研究所 設立20周年行事をオンライン開催
2日間にわたり、記念式典・記念講演会、記念フォーラムを生配信
Other
「大学共同利用機関シンポジウム2020」初のオンライン開催
研究トークに佐藤真一教授が登壇、AI技術を活用した医療画像の解析について講演
量子コンピュータ技術や理論計算機科学、 次世代学術研究プラットフォームをテーマにオンライン展示も
Other
「国立情報学研究所ニュース」から「NII Today」へ
広報誌で振り返るNIIの20年
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