活動内容
- 医療健康データ科学研究ネットワーク
- 活動内容
活動内容
1990 年代以降の科学的根拠に基づく医療(Evidence-Based Medicine)の振興を受けて、現代の医学・健康科学研究において、データサイエンスの果たす役割は極めて重要なものとなりました。アカデミアで行われる臨床研究には、生物統計の専門家の参画が必須であることは広く知られるところとなり、また、国際医学ジャーナルの多くで、統計専門家によるレビューが行われることも既に一般的になっています。加えて、近年の人工知能・機械学習、ビッグデータなどの新しい科学技術の飛躍的な発展を受け、先端的な医学研究を成功させるためには、分野を横断したこれらのさまざまな領域の研究者の協同が不可欠なものとなりつつあります。
医療健康データ科学研究ネットワークは、広く健康科学に関わるさまざまな分野の研究者・実務家と統計学・数理科学・データサイエンスの専門家が協同して、健康科学に関わる研究プロジェクト並びに公共的活動を企画・実施するコンソーシアムとして、平成29 年10月に発足しました。医療健康データ科学研究ネットワークは、全国の大学・研究機関等のネットワーク形成を通して、医学・健康科学におけるデータサイエンス研究・教育のNOE(Network Of Excellence)構築を目指すものです。
我が国における医学研究の実施・支援体制のさらなる充実と発展のために、ぜひとも多くの関連団体の参加をお願い申し上げます。