生存時間解析コース

概要

生存時間解析の数理の理解を目標とした、入門〜中級レベルのコースです。近年、臨床研究等で用いられる生物統計学の手法は高度化し、生存時間解析も必須のツールとなってきました。本コースでは、生存時間解析をより深く理解するために、打切りを伴う統計的推測の基礎的な数理と計数過程による生存時間の数理についての解説を行います。また、統計ソフトウェアRを用い、簡単なデータハンドリングとR Markdownを用いたレポーティングおよび生存時間解析のハンズオンを行います。

オーガナイザー・講師

長島健悟 特任准教授(慶應義塾大学病院 臨床研究推進センター)

コースの構成

  1. 打切りデータにおける統計的推測
  2. 累積ハザード関数と生存関数の推定
  3. 累積ハザード関数の統計的仮説検定とCox回帰モデル
  4. 確率過程と計数過程
  5. 計数過程による累積ハザード関数と生存関数の推定と分散推定量
  6. 計数過程によるCox回帰モデル
  7. Rによるハンズオン:生存時間解析実習
  8. Rによるハンズオン:データハンドリングとレポート

(注記)本コースは少人数制で実施予定のため、一般参加者の募集はありません。