健康工学研究部門 生体ナノ計測研究グループ
自宅で健康管理概要図
山間部などでは病院へ通うのも大変
体の不自由なお年寄りや、近くに病院がない所に住んでいる場合、ちょっと病院へ行こうと思っても大変です。また、人間ドックなどの健康診断を受けるには、まず、予約を行い、会社を休んで病院へ行き長い時間をかけて検査を受けなければいけませんでした。
遺伝子・タンパク質解析のためのバイオチップ技術完成!
四国センターでは、日本の得意分野のナノテクノロジーを活用して指先位のチップ上に、遺伝子やタンパク質を解析するための微細な回路を作ることを可能にしました。
このチップを使うと1滴の50分の1程度の微量の血液があれば、わずか10〜20分で遺伝子を解析し健康状態をチェックすることが出来ます。
家で健康診断
このバイオチップを使った健康診断装置が開発されると、家でいながら、SARSや食中毒菌などに感染しているかなどを自分で診断することが可能となります。また、ストレスがどれくらい蓄積されているかなどを診断することも可能です。さらに、野菜などの遺伝子を解析することで、産地や鮮度などもわかるなど様々な分野への応用が期待されています。