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障がい児の学習・生活支援のための ICT活用事例報告書を発行
〜「魔法のプロジェクト2020 〜魔法のMedicine〜」の協力団体の実践研究事例を公開〜

  • プレスリリース

2021年3月30日

ソフトバンク株式会社
東京大学先端科学技術研究センター

ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内 謙)と東京大学先端科学技術研究センター(所在地:東京都目黒区、所長:神崎 亮平)は、2020年4月から1年間実施した、障がい児(注記)1の学習・生活支援を行う実践研究プロジェクト「魔法のプロジェクト2020 〜魔法のMedicine(メディスン)〜」の成果をまとめたICT活用事例報告書(以下「本報告書」)を発行しました。本報告書は、本日から「魔法のプロジェクト」のウェブサイトで公開しており、障がい児の学習・生活支援におけるICT(情報通信技術)の具体的な活用方法やその効果について紹介しています。

「魔法のプロジェクト2020 〜魔法のMedicineWallet〜」の成果をまとめたICT活用事例報告書について

1.概要
本報告書では、タブレットや人型ロボット「Pepper」(注記)2、スマートスピーカーなど、ICTの活用によって障がい児の学習や生活をどのように支援できるかについて、「魔法のプロジェクト2020 〜魔法のMedicine〜」の協力校が取り組んだ実践研究事例をまとめています。2020年度版の特徴は、新型コロナウイルス感染症の影響による休校や分散登校のため、学校での授業が実施できない期間に、教員らがICTの活用を含むさまざまな工夫により課題を乗り越えた実践例が収録されていることです。遠隔授業や動画の共有、宿題の工夫など、ICTの利活用を交えた新しい学び方が増えました。また、GIGAスクール構想により、小中学校、特別支援学校には1人1台のタブレットの配備が進み、個に応じた学びが重視されています。特別支援教育でのICT活用の役割が、より重要性を増しています。

2.入手方法
「魔法のプロジェクト」ウェブサイトからダウンロードできます。
https://maho-prj.org/別ウィンドウで開く

3.紹介事例
本報告書で紹介する障がいに合わせたICT活用事例の一部は、下記の通りです。その他の事例や詳細については、上記ウェブサイトからダウンロードしてご覧ください。

・休校中の家庭学習で学びを深める(島根県松江市立意東小学校)
休校中の家庭学習をきっかけとして、概念が分かっていても実感できていなかった物の長さや量を、実際に計測することで、例えば「洗濯物が乾く原理」などの学びを深めました。(テーマ:学習「自閉スペクトラム症」)

・スケジュールや持ち物を管理して自立を目指す(広島市立広島みらい創生高等学校)
開始されたばかりの高校通級事例。スケジュールや持ち物の管理が苦手なことから自己肯定感が低下していた生徒が、スマートフォンやスマートウオッチを活用して自立的に管理できるようになりました。課題の提出やスケジュール管理によって自己評価が向上し、目標の多くを達成できるようになりました。(テーマ:生活・学習「不注意」)

・遠隔授業と動画から学校生活を開始(大阪府立寝屋川支援学校)
小学部入学時が休校期間となり、大切な学校生活の開始が危ぶまれましたが、オンラインで先生や学校の紹介を行い、登校再開時にはスムーズに学校生活が開始されました。また、発話を持たなかった対象児童がシンボルコミュニケーションアプリを使いながら発話ができるようになりました。(テーマ:生活「知的障がい」)

「魔法のプロジェクト」は、特別支援学校や特別支援学級、通常学級に所属する児童・生徒と教員などに、タブレットや人型ロボット「Pepper」、スマートスピーカー、電子書籍リーダーなどのICT機器を1年間無償で貸し出し、学校や家庭において活用していただき、その実践事例を研究・公開することで、障がい児の学習・生活支援を促進することを目的としています。2009年度から開始した「魔法のプロジェクト」では、これまでに延べ約700校に実践研究にご協力いただきました。また、「魔法のプロジェクト2020 〜魔法のMedicine〜」は、2020年2月に文部科学省の後援事業として承認されました。
「魔法のプロジェクト」の開始から12年目となる2021年度は、過去11年のプロジェクトの成果を生かしながら、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う対応として、遠隔でのセミナーおよびスーパーバイザーによる指導・助言を強化していきます。

ソフトバンクと東京大学先端科学技術研究センターは、今後も最新のICTを活用して、生活や就労に対して困難を抱える児童・生徒や学生などが自身の持てる力を引き出すことを支援するとともに、特別支援教育にICTを活用する能力を有する教員の輩出と実践研究成果を普及させる活動に取り組み、障がい児の社会参加の機会促進を目指します。

  • (注記)1 認知やコミュニケーションに困難のある障がい児、自閉症、読み書き障がい、知的障がい、肢体不自由、聴覚障がいなどを含みます。障がいの種別は問いません。
  • (注記)2 ソフトバンクグループ株式会社が実施する「Pepper 社会貢献プログラム」の一環として、社会課題解決支援のために本プロジェクトに無償貸与される人型ロボット「Pepper」を活用しています。

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