能動的な音の聴取体験から始まるサウンドアート制作実践
サウンドアートの授業は電子音楽の先駆者の一人である音楽家カール•ストーンが担当し、サウンドアートの歴史、サンプリングおよび録音技術、能動的な音の聴取、そして電子音楽創作の基礎を学習しました。理論と実践からサウンドアートに触れるというねらいから、講義ではアルヴィン・ルシエの音響作品、フィリップ・グラスの音楽作品、ダムタイプによる演劇作品などを紹介しています。実践では無響室での音響体験をはじめ、フィールドレコーディング、プログラミング言語Max の基礎の導入後に、学生が自ら採取した環境音を用いてMax で音響作品を制作し、最後に講評を行いました。この授業は「聴くこと」を体系的に学んで、かつ実践できる機会となりました。
学術フロンティア講義
(Sound-Art Creation) 教養学部前期課程
担当教員: カール・ストーン
2018年度
(掲載日:2020年6月4日)