当研究室は、都市デザイン学、都市計画学を基礎に、サステナブルな都市づくりの観点から、
街路・街区、地区、都市圏にいたる様々なスケールでの計画とデザインを探求します。
NEWS
-
2020年11月22日 日本都市計画学会オンラインシンポジウム「新型コロナ危機対応を通じてみる都市社会の課題と変化 ―パンデミックから我々は何を学んだのか―」に出口研究室が参加します
第一波の新型コロナウィルス感染症拡大は、多くの国・地域社会にとって初めて経験する深刻なパンデミックであり、準備が不十分な中での突然の災禍でした。準備ができていない未曽有の災禍への対応では、国や地域社会の根底にある社会通念が表出することとなり、逼迫した状況下での危機管理の対応では、国・地域社会のガバナンスの潜在的な問題が表出することとなります。 その一連の対応は、広義の「都市の危機管理」の観点から見た課題として捉えることに加え、都市計画の立場からその経験知の意味を掘り下げ、将来に向けて何を学んだのかという観点から今一度その過程を洗い出すことで、今後の都市計画に役立つ知見をもたらすものとも考えられます。また、一連の過程のファクトとデータの履歴を収集し、分析と考察を加えることで見えてくる都市社会の課題を整理しておくことも重要です。 そこで、本シンポジウムでは、感染拡大初期(2020年1〜6月)に焦点をあて、国内外の各地での新型コロナ危機対応に関する政策や対応策と社会活動の変化について、各国・地域の社会背景と共に考察し、コロナを通じて顕在化した課題を振り返ることとします。 また、都市居住者の生活実態の変化に関する調査結果に基づき、生活パタンの変化やオンラインの利用実態などを明らかにするとともに、この度のパンデミックの経験を通じて都市計画分野は何を学び、今後に活かしていくのかについて議論します。 本シンポジウムの第1部「各国・地域の新型コロナ危機対応と都市社会の課題」では、出口研究室メンバーと卒業生有志による「パンデミックと都市研究会」の研究成果を報告します。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。 ※(注記)シンポジウム第1部関連資料(出口研究室作成) (1)海外施策タイムライン https://drive.google.com/file/d/1Wg-TIB9AhMQvoTZ_Y_0bjQfcquysHEj8/view?usp=sharing (2)国内施策タイムライン https://drive.google.com/file/d/1FyyOezH_SKUZ0plhjw7vn1222qfpfXwX/view?usp=sharing 開催概要 主 催:公益社団法人 日本都市計画学会 後 援:国土交通省、東京大学大学院新領域創成科学研究科 開催日:2020年11月25日(水)18:00〜21:00(終了予定) 開催方式:オンライン(ZOOMウェビナー)による配信 ※(注記)接続方法などにつきましてはお申込み頂いた方に別途お伝えいたします。 ※(注記)オンデマンド配信の予定はございません。 参加費:無料(事前登録制/定員500名) 申込方法:Peatixサイトよりお申込みください。 ※(注記)お申込みにはPeatixの会員登録が必要となります。 ※(注記)チケットはお一人様につき1枚をお申込みください。 プログラム:【司会】桑田 仁(日本都市計画学会企画調査委員長、芝浦工業大学 教授) 18:00 開会挨拶 出口 敦(日本都市計画学会 会長、東京大学 教授) 18:10 第1部:各国・地域の新型コロナ危機対応と都市社会の課題 1) 各国のロックダウン関連施策と都市活動量の変化 尾﨑 信(東京大学 特任研究員) 2) 国内における都市活動制限施策と都市活動量の変化 三牧 浩也(UDCK 副センター長) 長 聡子(西日本工業大学 准教授) 3) コロナ危機対応のための各国・地域のアプリ開発 笹尾 知世(東京大学 特任助教) 4) 総括 出口 敦(東京大学 教授) ※(注記)講演者は、任意研究組織「パンデミックと都市研究会(代表:出口 敦)」のメンバー 19:10 第2部:コロナ禍での生活実態とまちづくりの方向性 1) 生活実態アンケート調査にみるコロナ禍での生活の変化 2) 新型コロナ危機を契機としたまちづくりの方向性の検討-専門家ヒアリング結果より 筒井 祐治(国土交通省都市局都市計画課 都市計画調査室長) 19:50 休憩 20:00 第3部:パネルディスカッション「パンデミックから我々は何を学んだのか」 コメンテーター:牧原 出(東京大学先端科学研究センター 教授[専門:行政学]) 井上 茂(東京医科大学 主任教授[専門:公衆衛生学]) パネリスト:尾﨑 信・笹尾 知世・長 聡子・筒井 祐治・三牧 浩也 コーディネータ:出口 敦 20:55 閉会挨拶 森本 章倫(日本都市計画学会 副会長、早稲田大学 教授) 21:00(予定) 閉会 詳しくはこちらをご覧ください。 「公益財団法人 日本都市計画学会 日本都市計画学会シンポジウム(オンライン)」 https://www.cpij.or.jp/com/gp/event/COVID19sympo2020.html
-
2019年04月01日 特設サイト「東京のアーバンデザイン100選」を公開しました
本研究室HPの特設サイト「東京のアーバンデザイン100選」を公開しました。 ページ上部の「SPECIAL SITE」のバナーからアクセス可能ですので、ぜひご覧ください。 本特設サイトは、東京(圏)を形作ってきたアーバンデザインの魅力を伝えることを目的に、修士課程の学生を中心に準備を進めて参りました。 事例は、アーバンデザイン・建築デザイン・ランドスケープデザインに関する雑誌記事を中心に収集すると共に、出口研究室ゼミでの議論を通じて、取り上げる事例の選定を行いました。 ここでは100の事例に限って紹介するため必ずしも全ての事例を紹介できているわけではありませんが、このサイトが1つの契機となって、アーバンデザインに興味を持つ方が増えると幸いです。 ※(注記)現在、先行的に31事例を公開しています。事例は、順次公開されます。
ABOUT
「都市は自らデザインするもの」
「都市は暮らし続けるもの」
「地域でマネジメントするもの」
を都市デザイン・マネジメントの基本的考え方とし、
当研究室は、都市デザイン学、都市計画学を基礎に、サステナブルな都市づくりの観点から、
街路・街区、地区、都市圏にいたる様々なスケールでの計画・デザイン・マネジメントを探究し、
そのための方法、組織、制度、プロセスについての研究を進めています。
◆だいやまーく主な研究テーマ:公共空間のデザイン・マネジメントに関する研究, 郊外都市の中心市街地の再生に関する研究
【アーバンデザインセンターと組織論】
東京大学柏キャンパスが立地する柏の葉地区において2006年に創設された
公・民・学連携組織「UDCK(柏の葉アーバンデザインセンター)」をはじめとする全国各地での活動を通じて
アーバンデザインセンター方式による都市デザイン・マネジメントを実践しています。
◆だいやまーく主な研究テーマ:アーバンデザインセンターに関する研究と実践
【次世代スマートシティ】
国の第5期科学技術基本計画で謳われた超スマート社会「Society 5.0」の実現に向けて、
次世代スマートシティなどの民間企業との産学連携研究を進めています。
◆だいやまーく主な研究テーマ:Society 5.0の実現に向けた都市ビジョンに関する研究, ヴァーチャル大学キャンパスに関する研究, スマートシティに関する研究
【アジアン・アーバニズム】
国際的視野からは、これまでのアジアの高密度都市のフィールド調査の蓄積に基づき、
アジア都市の魅力と可能性を「Asian Urbanism」として提唱しています。
◆だいやまーく主な研究テーマ:アジアの高密度都市に関する研究
■しかく研究室訪問について
研究室訪問、ゼミ見学を随時受け付けております。御希望される方は、下記メールアドレスまでご連絡下さい。
spatial_planning*edu.k.u-tokyo.ac.jp ※(注記)メール送信の際には、*を@に変えてください。
SPECIAL SITE
東京のアーバンデザイン100選東京のアーバンサイト100選
当研究室は、アーバンデザイン、都市計画、景観計画の各分野を基礎に、サステナブルな都市づくりの観点から、街路・街区、地区、都市圏にいたる様々なスケールでの計画とデザインを探求します。