論文掲載

漢那助教が共著の論文が、Seismological Research Letters誌に掲載されました。グリーンランドの氷河前に、海底地震計を係留したときに学んだ教訓をまとめたものです(世界で最も再現するのが難しい観測研究だと思います...)。

詳細はこちらからご覧になれます。

お知らせー大学院に進学予定の皆様へ ー

大気海洋研究所への大学院進学を検討されている方を対象とした進学ガイダンスを、5月29日(土)にオンラインで開催します。多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
参加には事前申し込みが必要です(締切5月27日)。詳しくは下記のリンクをご参照ください。

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/aori_news/information/2021/open_lab.html

【参考】海洋無機化学分野で大学院の研究を進めるためには、

• 東京大学大学院 理学系研究科 (化学専攻)
https://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/

• 農学生命科学研究科 (水圏生物科学専攻)
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/departments/graduate_fish.html

• 新領域創成科学研究科(自然環境学専攻)
http://nenv.k.u-tokyo.ac.jp/

のいずれかの選抜試験を受験いただく必要があります。 願書等の提出時期は各 専攻のウェブページ等で確認してください。

投稿日:

Wongさん送別会

Wongさんが金沢大学の助教に栄転されます!グループで送別会を行いました。

今後の活躍を期待するとともに、これからも当グループとの研究交流を宜しくお願いします。私たちも金沢に(削除) 遊びに (削除ここまで)研究に行きます!

シンポジウム「福島と海 Fukushima Dai-ichi and the Ocean: 10 years of study and insight」

乙坂准教授がオーガナイザーの一人として3月4日に開催したシンポジウム「福島と海 Fukushima Dai-ichi and the Ocean: 10 years of study and insight」の内容 が、OCEANUSに英語と日本語の記事として掲載されました。

(英語)https://www.whoi.edu/oceanus/feature/fukushima-disaster-response/
(日本語)https://www.whoi.edu/oceanus/feature/fukushima-and-the-ocean- a-decade-of-disaster-response-jp/


このシンポジウムは、東大大気海洋研究所と米国ウッズホール海洋研究所の共催 によるもので、日米合わせて1000人を超える方にご参加をいただきました。福島 第一原発事故によって環境中に放出された放射性物質の海洋での動きついてレ ビューするとともに、特に日本における、海洋生物や社会への影響についても議 論しました。

Our new paper has been published in Marine Chemistry!

博士課程3年のWiwitさんが主著の論文が、Marine Chemistry誌に掲載されました。海洋中の「銅」の化学的な形態に関する研究です。おめでとうございます!

We developed a new methodological approach to determine the speciation of copper parameters in the ocean and coastal water.

On R/V Hakuho-Maru cruise in North Pacific Ocean
Otsuchi Bay

Many thanks for contributions from all co-authors.

The link of the paper: https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0304420321000128

論文掲載

漢那研究員が共著の論文が、Communications Earth & Environment誌に掲載されました。グリーンランドで氷河前に湧き上がる融解水の実態を解明した研究です。

詳細はこちらからご覧になれます。

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/research/news/2021/20210325.html

https://www.global.hokudai.ac.jp/blog/revealing-complex-behavior-of-a-turbulent-plume-at-the-calving-front-of-a-greenlandic-glacier/

研究航海報告

乙坂准教授の航海報告が、大気海洋研究所ニュースレターOcean Breeze3月号に掲載されています。

原発事故から10年目の福島沖で、海底に沈着した、あるいは周辺地域から流入し続けている放射性核種の十年スケールの動態解明を目的とした航海です。

KS-20-17次航海の乗船研究者

詳細は以下からご覧いただけます。

https://www.aori.u-tokyo.ac.jp/newsletter/

シンポジウム「微量元素・同位体を用いた海洋生物地球化学研究の推進と新しい展開に向けて」

東京大学大気海洋研究所共同利用研究集会
「微量元素・同位体を用いた海洋生物地球化学研究の推進と新しい展開に向けて」
日時:令和3年3月23日(火)10:00〜18:00
3月24 日(水)10:00〜17:30

GEOTRACESシンポジウムがオンライン開催されました。今年も50名以上の研究者、大学院生にご参加をいただき、27件の発表がありました。

海水中の微量元素、同位体の新しい分析法の開発や、それら海洋における分布と化学的な形態、放射性核種の挙動に関する研究など、ここでは紹介しきれないほど、多様性に富んだ話題提供がありました。このコミュニティで行われる情報交換は、やはりよい刺激になります。

研究室からは、乙坂准教授、Wong研究員、Idhaさん、漢那が発表しました。小畑教授から、GEOTRACES計画の国際的な状況や、GEOTRACES-Japanの活動状況、今後の活動について紹介がありました。

国際GEOTRACES計画・・・海洋における微量元素・同位体の生物地球化学的循環をグローバルな規模で解明していく国際共同プロジェクトです。

GEOTRACES-Japanの活動はこちらからご覧になれます。https://www.jodc.go.jp/geotraces/index_j.htm

サロマ湖観測

2021年の2月26日から約2週間、北海道のサロマ湖へ観測に出かけました。

観測にあたり色んな心配事がありましたが、、、

pcr検査の実施、感染対策の徹底をして、コロナ禍での観測が実現しました。

冬のサロマ湖は、湖面が海氷で覆われています。

氷を取り出してみると、氷の厚さは約70cm。例年より氷が厚いですね。右側が氷の底です。植物プランクトンがたくさん付着しているため、茶色く見えます。

氷に穴をあけてセンサーを下ろし、氷の直下の水温、塩分などの分布を調べます。

北海道大学や東海大学、農環研などから、たくさんの学生、研究者が参加しました!

サロマ湖はアクセスがよく、氷の上も平坦で比較的安全に作業ができます。そのため、北極などのより厳しい環境を想定した観測トレーニングの場として、観測機器をテストする場として、教育の場として、国内外から多くの研究者、学生が訪れます。来年もまた行きたいですね。

漢那