パラオ共和国/光海底通信ケーブル輸出に係る融資に対する保険の引受
-LEADイニシアティブ対象案件-
株式会社日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、パラオ共和国(以下、「パラオ」)の通信事業者Belau Submarine Cable Corp(以下、「BSCC」)が日本電気株式会社(以下、「NEC」)より光海底通信ケーブルを購入する資金に対し本邦民間金融機関が行う融資について、保険の引受を決定いたしました。
本件において、NECよりBSCCに納入される海底通信ケーブルは、米国-東南アジア間の海底通信ケーブルに繋ぎ込まれる予定になっており、パラオ国内の通信環境整備に資するプロジェクトです。
BSCCに対して、株式会社三井住友銀行及び株式会社国際協力銀行(JBIC)が協調融資を行い、NEXIはこのうち三井住友銀行の融資部分について保険を引き受けます。
日本のECA及び民間銀行によるファイナンス支援のみならず、米国政府および米国国際開発庁 ((※(注記)1)USAID)、豪州政府およびインフラ融資ファシリティ ((※(注記)2)AIFFP) が本プロジェクトに資金支援を行うことから、本件は日米豪による第三国における連携案件として、昨年末に発表した「LEADイニシアティブ」1に基づく取組みとなります。NEXIは、「LEADイニシアティブ」を通じて、「自由で開かれたインド太平洋」をはじめとする外交・通商課題の実現や経済連携強化に資する案件等について、融資保険による支援を行ってまいります。
(※(注記)1)United States Agency for International Development (USAID):1961年に設置された米国による海外援助を行う政府組織。
(※(注記)2)The Australian Infrastructure Financing Facility for the Pacific (AIFFP):豪州外務貿易省の下に設立された、アジア太平洋地域のインフラプロジェクト支援を目的としたファシリティ。
(ご参考)
(ソブリン特約付)
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1 2020年12月10日プレスリリースhttps://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/2020120901.html