貿易保険付き貸付債権のファンド向け譲渡の承認について
株式会社日本貿易保険
株式会社日本貿易保険(NEXI:代表取締役社長 黒田篤郎)は、株式会社みずほ銀行(以下、みずほ銀行)が保有する貿易保険が付された貸付債権について、その一部をアセットマネジメントOneオルナタティブインベストメンツ株式会社(以下、AMOAI)が組成・運用するインフラファンド(名称:Cosmic Blue PF Lotus II FCP-RAIF 以下、インフラファンド)に譲渡する取引を承認しました。
NEXIは、世界の膨大なインフラ投資需要に対応するための多様な資金源を確保すべく、昨年、13の民間金融機関等との間で覚書を締結し、機関投資家を含めた新たな資金提供者がNEXIの融資保険を利用できる枠組みについて検討・協議を重ねてまいりました。昨年12月からは、インフラファンドやプロジェクトボンドに保険を供与する制度を開始しております。本件は、当該制度に基づく第1号の取り組みとなるものであり、インフラファンドやプロジェクトボンドの資金の主な出し手である機関投資家を含め、新たな資金提供者を海外インフラプロジェクトに呼び込むことが期待されております1。
譲受人となるインフラファンドは、海外プロジェクトファイナンス債権を投資対象とし、機関投資家向けに長期安定的なインカム提供を目的とするデットファンドです。また、今般の譲渡対象債権に係るファンド投資家は全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)で、JA共済連は本ファンドを通じて海外プロジェクトファイナンス債権への投資を実現しました。
NEXIは、今後とも⺠間金融機関等と協力し、引き続き様々なファイナンススキームを通じて、機関投資家の参加を呼び込み、海外のインフラプロジェクトを支援してまいります。
(ご参考)
1 2019年6月10日プレスリリース https://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/2019060701.html
2019年12月20日プレスリリース https://www.nexi.go.jp/topics/newsrelease/2019121901.html
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