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[2013年4月1日]
地産地消を推進する市と市地産地消推進協議会(川名 浩司委員長)では、南房総食材を使った料理コンテストを2009年度から実施しています。この料理コンテストに応募されたレシピを商品化できる方を募集したところ、市内で惣菜店を営む(有)青倉商店にて、この度、料理コンテスト2009の入賞レシピがお弁当として商品化することになりました。
左写真は、(有)青倉商店の地産地消弁当開発担当の青木則文さんと地産地消弁当応援人の田邉裕美子さんです。また、写真をクリックすると料理コンテスト2009入賞作品のレシピ集を掲載したページにリンクします。
南房総食材を使った料理コンテスト2009で見事、最優秀賞に輝いた吉田花織さんの「さんがらタコライス風」を丼にアレンジ。
丼のご飯は千葉県のブランド水産物にも認定されている「房州ひじき」の混ぜご飯、その上に南房総の郷土料理さんが焼きをそぼろ状にしたさんがらを、沖縄のタコライス風にアレンジした「房総産アジのさんがら」、さらに「手作りのリコッタチーズ」を乗せ、パプリカ・ピーマン・ミニトマトで飾付けをした見た目にも美味しい逸品です。
南房総食材を使った料理コンテスト2009で入賞した6作品をひとつのお弁当に集めた、おかずを楽しむボリューム満点のお弁当です。お宝弁当の由来は、南房総の食材を使って考えられた子どもたちの想いとアイデアレシピを集めた宝石箱のようなお弁当ということで青木則文さんが名付けました。
「ひじきと菜の花のミートローフ」は、千葉県ブランドの房州ひじきと南房総特産品の菜の花がたっぷり入ったミートローフは蒸し器でふっくら仕上げてあるのでとってもヘルシー。
「お魚ハンバーグ」は房総産サバを味噌でしっかり味付けして子どもの大好きなハンバーグに。魚が苦手な子どもでも食べやすく工夫しました。
「スズキの竜田揚げ野菜あんかけ」は、野菜の嫌いな小学生が大好きな竜田揚げと合体させて野菜嫌いを克服した逸品。
南房総富山地区はセロリ栽培盛んです。「セロリチャンプルー」は、生のセロリが苦手なセロリ農家の小学生が、調理して葉っぱまで美味しく食べられるように考えた農家ならではのアイデア料理。
南房総・和田浦は関東唯一の捕鯨基地を有する町。「だんらんくじらパーティー」は、和田浦で水揚げされた槌鯨(ツチクジラ)の独特の臭み全く感じさせないように地元の高校生が工夫し、鯨料理が苦手な人も美味しく食べられるように考えられました。
「ナバナとハバのりのパスタ」は、南房総特産のナバナと房総のお正月には無くてはならない食材のハバのりで身近にある海と山を感じられる南房総ならではの料理です。
房総お宝弁当には、手書きイラスト入りの掛け紙が付いています。
イラストを描いてくれたのは、館山市でイタリア料理店「オステリア・ベッカフィーコ」を営む田邉裕美子さんです。南房総の豊富な食材にひかれて、こちらにお店を開いたとのこと。
田邉さんは、大学在学時に美術を学び、後は独学で絵画の勉強をされてきました。今回、お弁当のイラストをお願いしたところ、「お弁当のイラストは描いたことがないけれど、地元食材を使って子どもたちの料理レシピをお弁当する取り組みは面白そう!」ということで引き受けていただきました。また、「南房総の食材をもっと多くの人に知って、使ってもらえたらうれしいです。」と話していました。
ペンで描かれた丁寧な描写と透明水彩絵具のやさしい色彩が子どもたちの考えたお弁当にピッタリです。
平成22年11月28日(日)に行われた第2回南房総市産業まつりの地産地消ブースで、この地産地消弁当2種類がお披露目されました。
当日は、「さんがらタコライス」15個、「房総お宝弁当」30個の限定販売でしたが、子どもたちの考えたレシピが商品化したということで多くの市民に関心を持っていただけました。
「さんがらタコライス」と「房総お宝弁当」は、産業まつり以降も(有)青倉商店の直営店(道の駅富楽里とみやま2F)にて、土日・数量限定で早春の観光シーズンに向け販売されることが決定しました。(平成22年12月現在)
料理コンテスト2009の開催が2月のため、できる限り地元産の食材を使用していますが、季節や天候等により食材の内容が変わることがありますのでご了承ください。(例えば、菜花を小松菜、ハバのりをのり、セロリを国産セロリで代用するなど季節によって食材が変わることがあります)
開庁時間:午前8時30分〜午後5時15分(土曜・日曜、祝休日、12月29日〜1月3日を除く)
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