このウェブサイトではJavaScriptおよびスタイルシートを使用しております。正常に表示させるためにはJavaScriptを有効にしてください。ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した過去のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2019年7月18日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.mozu-furuichi.jp/jp/column_assembly/vol001.html ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

ヘルプ


保存日:

ヘルプ


保存日:

ご覧いただいているのは国立国会図書館が保存した2019年7月18日時点のページです。このページに掲載されている情報は過去のものであり、最新のものとは異なる場合がありますのでご注意下さい。収集時のURLは http(s)://www.mozu-furuichi.jp/jp/column_assembly/vol001.html ですが、このURLは既に存在しない場合や異なるサイトになっている場合があります。

(注記)このページの著作権について

文字サイズ

みんなの古墳会議室

古墳の魅力って?さまざまな方に古墳にまつわる思い出や世界遺産登録への思いについてインタビューします!
第1回目は、日本考古学の権威・大阪府立近つ飛鳥博物館の白石太一郎館長です。

大阪府立近つ飛鳥博物館白石太一郎館長

プロフィール
大阪生まれ。同志社大学大学院博士課程単位取得退学、日本考古学専攻。国立歴史民族博物館副館長、奈良大学教授などを歴任。文化庁古墳壁画保存活用検討委員、毎日出版文化賞選考委員、百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録有識者会議委員等、多くの委員・評議員を務める。古墳時代研究の第一人者として、数多くの調査指導、講演を行う。

私の父は歴史が好きで、中学時代、よく仁徳天皇陵古墳や応神天皇陵古墳に連れて行ってくれました。
当時はまだ古墳の周りが田園で、一周することができましたが、そうやって何度か訪れるうちに、「濠(ほり)の中はどうなっているんだろう。」と、徐々に古墳に興味を持つようになりました。
しかし、学校では考古学に詳しい先生はおられず、専門書を読んだりして独学で勉強しました。
高校生になると、専門書を片手にさまざまな古墳をめぐり、中に入れる古墳があることや、古墳の中での埋葬方法など、少しずつわかるようになりました。
その後、大学で考古学を専攻し、いよいよその学門としてのおもしろさにとりつかれました。
2年のときに、はじめて遺跡の発掘調査に携わることができたことは大変な喜びで、その喜びが今日の私につながっているんだと思います。

今一番関心のある古墳〜応神天皇陵古墳〜

百舌鳥・古市古墳群の周辺環境は私の子どもの頃とは変わってしまいましたが、古墳に近づいたときの感慨は今も昔も同じで、自然と厳粛さを感じます。
百舌鳥・古市古墳群の中でも、今は特に応神天皇陵古墳に関心があります。この古墳の南側に、応神天皇を祀る誉田八幡宮がありますが、江戸時代には、お祭りの神輿が応神天皇陵古墳の後円部にある六角堂まで上がっていたことがわかっています。
平安時代中頃の11世紀に、応神天皇陵が八幡神、すなわち応神天皇のお墓だということで、ここにお堂が建てられたという記録があります。これが江戸時代の六角堂の前身にほかならないと思います。
すなわち、11世紀にはこの古墳が応神天皇陵と信じられていたことになります。古墳時代研究の場合、どうしても文字資料が限られていますので、個々の古墳の被葬者を特定するのは困難ですが、誉田八幡宮と応神天皇陵古墳の位置関係を考えると、そこに葬られているのが応神天皇である可能性はきわめて高いと思います。
研究者として大変惹きつけられる古墳です。

白石先生からのメッセージ

百舌鳥・古市古墳群は、世界に誇るべき歴史遺産だと思います。

最近、「大阪に元気がない」とよく言われますが、百舌鳥・古市古墳群

の世界文化遺産登録が、大阪人の自信を取り戻す絶好の機会になる

ことを願っています。

[画像:応神天皇陵古墳]応神天皇陵古墳
[画像:応神天皇陵(誉田山古墳)第15代 「河内名所図会」巻3より]応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳)第15代 「河内名所図会」巻3より

百舌鳥・古市古墳群世界文化遺産登録推進本部会議
事務局:大阪府府民文化部都市魅力創造局魅力づくり推進課
〒559-8555
大阪市住之江区南港北1-14-16 大阪府咲洲庁舎37階
電話 06-6210-9742 / ファックス 06-6210-9316
メールアドレス
アクセス方法はこちら

AltStyle によって変換されたページ (->オリジナル) /