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チームビルディング上手なリーダーの「しないこと」20の原則

10/30(木) 12:00

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「正解」を渡すのではなく、「解答」を見つけられるようにする

【しないこと16. 相手の志向を否定しない】

「志向」とは、好き嫌いのことです。もしメンバーのひとりが「自分はチームで仕事をするの、嫌いなんですよね」と言ったとしても、「それは間違っている」と否定する必要はありません。
相手の「好き/嫌い」という感情は、あなたが否定することはできないからです。
それよりも「そうか、嫌いなんだ。何があって嫌いになったの?」と、相手の価値観を確認するような関わりを持つことで、人間関係を無理なく育むことができます。


【しないこと17. 断定しない】

自分自身の経験や知識に照らし合わせて、メンバーに「それはあなたが間違っているよ」「そうなったらもう取り返しはつかないね」「うまくいくわけないよ」と断定する言葉を投げかけると、あっという間にパッシブな状態が生まれます。
「そういう考え方もあるかもしれないね」「もしかしたら取り返しがつかないかもしれないけど、試してみようか」といった言い回しを心がけることで、メンバーは「柔軟な思考ができる人」という認識をしてくれるはずです。


【しないこと18. 裁かない】

「裁く」とは、理由や非の所在を明らかにすることです。
「この仕事が失敗したのは、あいつのせいだ」「目標が達成できなかったのは、会社が悪いからだ」といった具合に、自分自身が責任を負わず、原因や非を外部・他者に求めるとチームはパッシブになります。
たとえ自分に直接の原因がなかったとしても、間接的に関与していることがあるのであれば、「私たちにできたことはなんだろうか?」と、まずあなたが責任の所在について振り返り、メンバーの主体性を促しましょう。


【しないこと19. 相手の感情と自分の感情を混同しない】

メンバーの喜怒哀楽に寄り添っているうちに、まるで自分がその感情を持っているような錯覚をしたことはありませんか? ポジティブな感情ならまだしも、メンバーが怒っている様子を見て、自分も段々腹が立ってくる。または悲しんでいる姿を見て、自分も悲しい気持ちになるといったように、感情は伝染します。
チームの雰囲気をネガティブにしたくないのであれば、メンバーの感情に共感しつつ「気持ちを切り替えよう」という声がけをしてみましょう。


【しないこと20. 相手が答えを見つける機会を奪わない】

チームの発達を促し育むために大切なのは、「代わりにやってあげること」「自分が率先してお手本を見せること」よりも、メンバーが「自分でできるようになること」「リーダーのフォローを、メンバーがしてくれるようになること」です。
あなたが持っている「正解」を渡すのではなく、メンバー自身が「解答」を見つけられるような関わり方が、主体性を生みます。

あくまで僕自身がファシリテーティブでありたいがために生まれた心がまえなので、この20項目に固執する必要はありません。まずは一日1項目ずつ意識するのでもよいと思いますし、振り返りのポイントとして眺めてみると、新たな発見があるかもしれません。


【「しない」を意識した関わり方が、メンバーの自主性や主体性を育てていく。】




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