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病院脱走に税金滞納、金欠...波乱続きの結婚生活

11/1(土) 9:50

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病院脱走に税金滞納、金欠...波乱続きの結婚生活
重婚しているとは知らなかった、平和な日々(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

戸籍のある日本で「国内で重婚」が起こり得るとは――。役所に提出した婚姻届は正式に受理済みでしたが、本人も気づかないまま制度の盲点にはまっていたようです。普通の結婚生活のはずが、想定外の出来事が続き、日常は一変しました。何が本当で、何が嘘だったのか。これは、波乱と笑い、そしてレジリエンスに満ちた、ひとりの女性の実話です。

◇ ◇ ◇

新婚早々、暗闇のろうそく生活


(前回までのあらすじ)恋に仕事に迷っていた20代後半。かつての職場の先輩であるアメリカ人男性と再会した。当時彼には妻子がいたため、交際を申し込まれても躊躇していたが、彼が離婚してひとり暮らしを始めたと耳にしたため交際に発展。そして数か月後、ふたりは婚姻届けを提出することに――。

役所に提出した婚姻届は難なく受理され、ほどなく一緒に住むことになった。私の部屋を引き払い、夫の2DKの家へ引っ越したら、物があふれて物置化してしまった。

そこで、もっと広い家を探し始めていた結婚3か月目、夫がヘルニアで動けなくなり、急遽入院することになった。さらに驚いたことに、その翌日、夫が突然タクシーで帰ってきたのだ。理由を聞いたら、なんと......。

「院内禁煙に耐えられなかった」

そもそも病床に空きがないなかで、無理を言って入れてもらったのに脱走とは、大人のすることか!? 情けなくて、怒る気もない。夫を優しく説得し、病院に平謝りの電話をして、夕方、タクシーに乗せて病院に戻した。

ほっとしたのもつかの間、さらに翌日、仕事から帰宅したら玄関の電気がつかない。ブレーカーを確認しても、問題ない......。スマートフォンのライトなんてない時代、懐中電灯も見当たらず、ライター片手に仏壇からろうそくを調達。エアコンもつかないので、お湯で温まろうかと思ったら、お湯も出ない......! なんと、電気もガスも止まっていたのだ。

季節は冬。仕方なく私は毛布にくるまり、ろうそくの火で一夜を過ごした。翌日、電力会社とガス会社に問い合わせをしたら、停止の理由はまさかの料金滞納だった。即支払いをしたら、ほどなく復旧した。

夫はそのまま2週間入院することになった。




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