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こんにちは、ミーキャップ取材班のyoshi(西南学院大学2年)です。突然ですが、皆さんは「弱虫ペダル」をご存じですか?

高校生の自転車競技を題材にした「週刊少年チャンピオン」で大人気のスポーツ漫画です。15年以上も連載されていて、累計の発行部数が3000万部を超えているそうなんです!

今回、大丸福岡天神店で「連載15周年突破記念 超!弱虫ペダル展 福岡ステージ」が開かれているということで、取材させていただきました!というのも実は私、自転車競技の審判のライセンスを取ったんです。

きっかけは、この漫画が大好きなのと、私の出身地である長崎県・壱岐で自転車のロードレースが開かれていて、大会を裏で支えてきた父の存在もありました。しかも!この日は、同じ長崎の出身で作者の渡辺航先生が福岡に来るらしい...。ドキドキしながら会場へ向かいました。

まずは展示内容についてご紹介しましょう。なんと!渡辺航先生から直接、推しポイントを教えてもらいました!「(複製ではない)本物の原画だからこそ、肉眼で見る楽しみがあるんです。例えば、色、紙の厚み、ベタとホワイトの入れ方...。筆跡から感じ取れる熱意、アナログ特有の後戻りできない緊張感を見てほしいですね」先生いわく「原画はある種、タイムカプセルだ」と表現されていました。

実際に展示を見た私の感想は、ひと言で「感激!!!」。原画はなんと200点以上も!中でも感激したのが、主人公の小野田坂道が所属する総北と、ライバルである箱根学園の部室が再現されたコーナーです!ロッカーの扉を開けてみると、各キャラクターにまつわる道具が置かれていました。

一番印象的だったのは真波山岳のロッカーにあった「SHIMANOのサイクルボトル」。作品を読んでいる人だったら「あっ、あのボトルかも!」となるはず...笑。ちなみに真波山岳は、主人公と激闘を繰り広げるライバルです。展示の目玉はロッカーだけではありません。写真スポットではキャラクターになりきってハンドルを握り、作品のワンシーンを再現できます。

人気キャラの御堂筋翔が「巨大御堂筋」となって展示されているコーナーもありました。製作するのにクラウドファンディングで資金を募り、読者やファンが参加したそうです。一体感も迫力もある素晴らしい展示で感激しました!

渡辺航先生には控え室でインタビューする機会もいただきました!まずは先生、自転車競技(ロードレース)を題材にした作品を書くきっかけを教えてください。

「もともとマウンテンバイクに乗っていて、自転車を買い替える時、友人が『ロードバイクがおすすめだよ』と。そんなに勧めるなら買ってみよう、せっかく買ったからには乗らないともったいないということで、1日10キロを目標に走ったり、ロードレースを見たり...。そのうち趣味になり、本格的に好きになりました。そんな雑談を出版社の担当者さんとしていたら『自転車の漫画を書いてみなよ』と言われて描き始めたんです」意外です! 小さなきっかけから始まったんですね。

ちなみに私にも「趣味を仕事にしたい」「好きなことを仕事にしたい」という考えがあります。そこで趣味が仕事になった渡辺航先生に、将来働くとき、仕事を選ぶときにどうしたらいいか、質問してみました。

「最初は趣味を仕事につなげることを避けていました。なぜなら、好きなことを嫌いになるリスクがあり、趣味を嫌いになると楽しみがなくなって苦しくなると考えていたから。ですが、いざ始めてみると、楽しくて! (実際にロードバイクに乗っている)自分にしか描けないという価値も感じられるようになりました。だからこそ、好きなことを仕事にするのも一つの選択だと思います」

なんと心に刺さるアドバイス!大学2年の私はゼミの選択や就活に少し不安がありました。進路相談ができて良かったです。ありがとうございました!

「弱虫ペダル」は運動音痴で未経験者だった主人公が、自転車やロードレースをきっかけに、自分の可能性を見つけて成長していく物語です。私にとって今回の取材は初めての経験で、小学生の頃から好きだった漫画について記事に書けるのは楽しい一方、渡辺航先生との対談はとても緊張しました。そんな中でも先生の作品に対する熱意を聞くことができ、将来のアドバイスも頂きました。

私も、自分が自転車競技を好きなこと、そのきっかけとなった父のこと、壱岐で開かれているロードレースのこと、競技を裏で支える立場になれたこと...。いろんな思いを渡辺航先生に伝えられたことで「もっと自転車の魅力を広めていけたらいいな」と改めて思いました。皆さんも「超!弱虫ペダル展 福岡ステージ」に足を運び、自分の可能性を見つけてみませんか。貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました!

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