中日のドラフト1位候補に挙がる関西大学の金丸夢斗投手(21)が、竜と運命の糸が結ばれた場合、同学年の髙橋宏斗投手(22)との〝ヒロト・ユメトコンビ〟共闘を心待ちにした。

金丸にとって、当然意識する存在だ。「同学年の活躍は刺激になっています」。高橋宏の存在を知ったのは2020年8月。コロナ禍で中止となった同年春のセンバツ高校野球大会の救済措置として開催された交流試合で、中京大中京(愛知)のエースだった右腕は甲子園で躍動した。

「良い投球をしていたので、『えぐいな』という印象。そこから意識はしていましたね」。高橋宏はプロ2年目から1軍の舞台で才能開花すると、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では世界一にも貢献。「世界一になった時から、負けていられないという思いはありました」。今季は最優秀防御率のタイトルも手にした一方、金丸自身も大学ナンバーワン左腕と呼ばれるまでに実績を積み上げてきた。

竜入りが実現した場合は「右の宏斗、左の夢斗」の両輪として期待は高まるばかり。金丸は「もちろん。そうなったら2人で頑張りたいです」と笑顔。12球団どこでもOKの姿勢を見せているなかで「(中日は)ファンがとても熱くて、投手陣がすごいという印象。監督が交代して、これからどういったチームになっていくのかは楽しみですね」と話した。結果はいかに-。1位競合が確実となる運命の日を迎える。(土屋あいり)

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