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「絶対に泣かないと決めていたけれど」西武・岡田雅利が涙の二塁打 ヘッスラ進塁も「手術後の僕にはあれが全力」
2024年09月14日 21:35(Updated:2024年09月14日 21:35)
◆だいやまーく西武0―1ロッテ(14日、ベルーナドーム)
自らのバットで大歓声に包まれた岡田雅利の引退試合だった
「2番・捕手」で先発出場。初回の守りでは2軍で言葉をかけ続けてきた3年目左腕の羽田の球を受けた。「すごく良い投手。球は速いが散らばるのが怖い」と話していたとおり不安は的中。いきなり岡に四球を与え、藤岡の中前安打で無死一、三塁からポランコの二ゴロ併殺打の間に先制点を許した。
その裏の攻撃。1死から打席に向かうと「球場の割れんばかりの『おかだ』コールにもう耐えられませんでした」と感極まり、指でほおの涙を拭いながら打席へ。
2ストライクからロッテ小島の4球目。148キロの高めの速球をフルスイングすると打球は三塁線を鮮やかに抜けて二塁打に。二塁上の岡田に「いいぞ、いいぞ、オカダ」のコールが降り注いだ。「絶対に泣かないと決めていたけれどだめでした。大きな声援をいただいて『よし、やってやろう』という気持ちにさせてもらいヒットが打てた」と喜んだ。
続く野村大の右飛で二塁からタッチアップ、ヘッドスライディングで三塁に進塁。ユニホームをどろんこにした姿に大きな拍手が送られた。「三塁まで行けましたが(左膝を)手術後の僕にはあれが全力でした。最高な気分ですし、打率10割で終えられたのはうれしい」と会心の笑みを浮かべた。
惜しくも生還はならず、2回を迎える羽田のマウンドでの投球練習を受け終えたところで柘植との交代を告げられると、岡田はグラウンドの四方に頭を下げた。
ベンチに引き上げるとナインに握手で迎えられ、「とにかく、いまは感謝の気持ちでいっぱい」とやり尽くしたというように笑顔を浮かべた。
ベンチ・スタンドでナインが見守る中
— パ・リーグ.com / パーソル パ・リーグTV【公式】 (@PacificleagueTV) September 14, 2024
埼玉西武 #岡田雅利 選手が第一打席で2ベースヒットを放つ
ノーカットでお届けします!#ありがとう岡ちゃん #seibulions
ライブ配信はこちら!https://t.co/3FPiKX4GOl pic.twitter.com/a5y0XooviH
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記者
1961年、静岡県磐田市生まれ。 甲子園大会出場を夢見て幼少のころから野球に打ち込むも実現できず、ならば甲子園大会の生を知りたいと新聞記者に。 読売新聞中部本社では中日ドラゴンズ、高校野球などを担当。1994年に中日新聞社(東京新聞)に移籍し、大相撲、ゴルフ、Jリーグ、アマチュアスポーツを担当。 1998年長野五輪、2000年シドニー五輪を現地取材した。 趣味のゴルフで力士や親方らと腕前を競い、プロゴルファーに手ほどきを受けたが一向に上達せず、最近は100を切るのがやっとで月2ほどのラウンドを楽しんでいる。 2022年に東京新聞を退社。同6月から西日本新聞社でプロ野球や高校スポーツなどを取材している。
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