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「投球の〝わびさび〟分かっている」西武渡辺監督代行がドラ1武内夏暉に最敬礼 チーム単独トップ7勝目 チームの連敗も「5」で止める
2024年08月03日 21:21(Updated:2024年08月03日 21:26)
◆だいやまーく西武7―0楽天(3日、ベルーナドーム)
新人の枠を超えた存在感だった。7回5安打無失点。西武の武内夏暉がチーム単独トップの7勝目を挙げた。「ルーキーだけど投球のわびさびが分かり、慌てるところがなかった」。チームの連敗を「5」で止めた快投に、渡辺監督代行も賛辞を贈った。
2回の援護射撃にまずは感謝した。「僕の仕事は前半をしっかり抑えること。あの3点が大きかった」。野村大樹の犠飛、松原聖弥の適時三塁打、炭谷銀仁朗のスクイズで奪ったリードを、150キロ超の快速球に変化球を交えた変幻自在の投球で守った。
4回に唯一の連打で1死一、二塁のピンチを招いたが、阿部寿樹をツーシームと直球で簡単に追い込み、4球目の148キロ直球でバットに空を切らせた。続く小深田大翔にはチェンジアップを続けて追い込むと、120キロのカーブで投ゴロに仕留めた。
6、7回はいずれも三者凡退と尻上がりの投球内容を披露。7回109球でマウンドを譲ったドラフト1位左腕は「長い回をもっと投げたい。球数が増えてもいい状態を保つ投手になりたい」。近い将来のプロ初完封も予感させる好投だった。
「今一番安定している投手。早いうちに先制すれば、こういう形になると思っていた。久しぶりに理想的な展開になった」。渡辺監督代行がうなずいた。5位にも10ゲーム以上引き離される苦しい状況が続く中、武内の存在は数少ない希望だ。(安田栄治)
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記者
1961年、静岡県磐田市生まれ。 甲子園大会出場を夢見て幼少のころから野球に打ち込むも実現できず、ならば甲子園大会の生を知りたいと新聞記者に。 読売新聞中部本社では中日ドラゴンズ、高校野球などを担当。1994年に中日新聞社(東京新聞)に移籍し、大相撲、ゴルフ、Jリーグ、アマチュアスポーツを担当。 1998年長野五輪、2000年シドニー五輪を現地取材した。 趣味のゴルフで力士や親方らと腕前を競い、プロゴルファーに手ほどきを受けたが一向に上達せず、最近は100を切るのがやっとで月2ほどのラウンドを楽しんでいる。 2022年に東京新聞を退社。同6月から西日本新聞社でプロ野球や高校スポーツなどを取材している。
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