◆だいやまーくウエスタン・リーグ ×ばつ―3オリックス(15日、タマスタ筑後)

ソフトバンクの育成ドラフト1位ルーキー、大泉周也外野手(24)=福島レッドホープス=がマルチ安打の活躍を見せた。

「8番左翼」でフル出場。3回、オリックス・川瀬堅斗の真っすぐを捉えてフェンス直撃の中越え二塁打とした。「真っすぐをしっかりタイミングを合わせて強く振った。芯に当たったので、外野は越えるかなと思った」。2死満塁となり、笹川吉康の遊ゴロで先制のホームを踏んだ。5回にはチェンジアップをはじき返して、投手を強襲する安打も記録した。

昨年はルートインBCリーグで本塁打王を獲得した左の強打者。ウエスタン・リーグには8試合出場し、打率3割3分3厘。ファーム非公式戦では65試合で2割9分3厘、5本塁打だ。14日から再び2軍に呼ばれた。今回は5月8日のくふうハヤテ(ちゅ〜る)戦以来となる2軍戦だった。

同点の9回2死2塁。代打の廣瀨隆太の打席で、ネクストには大泉がいた。すると目の前でサヨナラ打が飛び出した。「(廣瀨は)打ちそうだと思ったけど、回ってこいとも思っていた。まわってきてほしかったけど、さすがっすね、廣瀨」とうれしそうにたたえた。

それでも価値ある2安打。「1本は絶対打ってやろうと思った。前半戦の最後に出してもらって、何とか爪痕を残そうと昨日から準備をしていた。少しは残せた」とうなずいた。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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