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だいやまーく日本ハム4―5(延長12回)ソフトバンク(12日、エスコンフィールド北海道)
しっかり0点に抑えて役目を終えた。先発のスチュワートだ。1点ビハインドの7回。右腕は6回終了時点で109球を投げており、ベンチは継投に移ると思ったが、下した決断は続投だった。

その思いに応えるように、スチュワートは託された7回を三者凡退に抑えた。しかも先頭から2者連続三振で、自身初の2試合連続2桁となる10奪三振のおまけ付きだ。この気迫の投球が打線に乗り移り、8回の同点劇へとつながった。

これまでとはひと味違う投球でもあった。直前の6回。それまで1安打投球だったスチュワートは先頭の水谷に二塁打を許すと、続く万波に逆転2ランを被弾。痛恨の一撃にこれまでなら気落ちし、一気に崩れていく姿を何度も見てきたが、それ以上の失点を防ぐどころか、続投した7回を9球で3人切りだ。成長を示す全118球だった。

「本塁打を打たれたのはすごく悔しいですが、全体的には良い投球ができた」。右腕は7回3安打2失点の内容に充実感を漂わせた。当然だ。

一方で、7回まで投げ切った事実は別の意味でも大きかった。チームはこの日から前半戦最後の6連戦に突入。その初戦だった。結果的に延長12回を戦い、中継ぎを5人も起用したが、5人で収まったとの見方もできる。最終的に勝利を収めたことで、スチュワートの好投も報われた。
(石田泰隆)

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石田 泰隆

石田 泰隆

記者

1978年6月7日生まれ。 福岡県出身 2011年入社。 プロ野球取材歴20年目。 趣味はメジャーリーグの好プレー集(特に遊撃手もの)を動画で見ること。自身も24歳までプレーしていたほどの野球好き。

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