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ソフトバンクは6月を17勝5敗1分けと大きく勝ち越し、5月末時点で4だった2位とのゲーム差を今季最大の11.5まで伸ばした。圧倒的な強さを誇るチームを支えたのは、近藤健介外野手(30)だろう。6月度の月間MVP最有力候補だ。

近藤は6月、打率4割1分3厘、7本塁打、23打点と圧倒的な数字を残し、0.8を超えれば一流、1を超えれば超一流と言われるOPS(長打率+出塁率)は驚異の1.29をマークした。

6月30日の日本ハム戦では第2打席に四球を選び、この月の全23試合で出塁。その後の打席で2安打も放った。試合後に近藤は「毎月毎月いい月にしたいと思いながらやっているし、また切り替えて7月頑張りたい。6月は良かったかなと思う」と笑顔で振り返った。

近藤が6月度の月間MVPに選出されれば、野手部門は3、4月度の柳田悠岐、5月度の栗原陵矢と3カ月連続でソフトバンクの選手が選ばれることになる。球団としては2014年5〜7月度の柳田、李大浩、内川聖一以来、2度目だ。

ライバルは元ソフトバンクの日本ハム水谷瞬か。水谷は交流戦で大ブレーク、6月28〜30日の古巣・ソフトバンクとの3連戦は1安打と失速したものの、6月は打率3割3分3厘、3本塁打、15打点を記録した。また、ロッテ岡大海もプロ野球新記録となる8試合連続二塁打を放つなど打率3割6分1厘とハイアベレージを残している。

ライバルたちを抑え、3カ月連続のソフトバンクリレーなるか。6月度の月間MVPは7月9日に発表される予定。
(大橋昂平)

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大橋 昂平

大橋 昂平

記者

1997年生まれ。静岡県出身。 2021年入社。筑豊総局を経て24年から運動部。 「どうせ打てないんだったら一塁に近い方にしろ」と監督に言われ、高2の秋から左打者になった元高校球児。趣味はゴルフとサウナ。

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