◆だいやまーく日本生命セ・パ交流戦 阪神4―1西武(8日、甲子園)
スタメンを大きく動かした西武だったが今季3度目の6連敗でリーグだけでなく、交流戦も最下位となった。借金は2016年8月以来の「20」に膨らんだ。今季未勝利のエース髙橋光成が5回までに4失点、「4番一塁」元山飛優の打線改造も功を奏しなかった。
スタメンの野手3人を入れ替えた。4番は、56試合目で今季早くも6人目となる元山飛優を抜てき。「5番右翼」で長谷川信哉、「7番捕手」で炭谷銀仁朗を起用した。
3試合連続で3回に複数失点している髙橋に再び〝魔の3回〟が訪れる。3回、連続安打で無死一、二塁のピンチを迎える。9番ビーズリーの送りバントを一塁元山が処理し、三塁へ。大きくそれたボールを三塁の滝澤が好捕し、1死一、二塁となる。しかし、髙橋が耐えられない。中野の適時二塁打、森下の左前2点適時打で一挙に3点を失った。
5回も1死一、三塁から森下に中前適時打を浴び4失点。この回限りでマウンドを降り、苦手の交流戦で9連敗となった。
打線はビーズリーの力強い直球とスライダー、カットボールのコンビネーションの前に沈黙し、5回までわずか2安打に抑え込まれる。
6回、滝澤の内野安打、代打陽川の四球から1死二、三塁の好機をつくるが山野辺がスライダーを空振り三振、栗山は内角への150キロ直球に手が出ずに見逃し三振となった。
リリーフした豆田、ヤン、平井はしっかりと仕事を果たす。最終回、打線が最後の抵抗を試みる。無死二、三塁から1点を返すがそこまでだった。
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