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だいやまーく西武―オリックス(24日、ベルーナドーム)

エースと守護神が崩れては勝てない。西武の先発高橋光成が3点リードの3回に1死から3者連続四球を与え、連打も浴びて4失点。6回4失点で降板すると、同点の9回にはアブレイユが大量5失点を喫し。サヨナラ負けを喫した前回登板、19日のソフトバンク戦に続いて敗戦投手になった。

今季ワーストの8連敗で30敗に一番乗り。松井監督は「あの回(3回)が非常にもったいないなというのもあった。四球三つですから」とエースの乱調を嘆いた。

流れは変わりかけていた。20歳の滝澤夏央が約1年ぶりのスタメンでプロ初の1番に座り、初回に右中間方向へ二塁打。犠打と死球の後に中村剛也の中犠飛で先制すると、2回には無死満塁で西川愛也が左中間への2点二塁打で点差を広げた。得点力不足に悩む打線が奮起しただけに、高橋は「3回のイニングがすべて。冷静でいられなかった」と悔しさをかみしめた。

8連敗にも試合後ファンからは拍手が起こった。チームが6得点以上したのは今季4度目。5点差の9回は先頭の西川が内野安打で出塁し、2死満塁から蛭間拓哉が中前2点打で追いすがった。

22日までのロッテ2連戦で8打数無安打だった23歳の蛭間は「ロッテ戦も自分が打てなくて負けた場面があった。僕も(滝沢)夏央も若いので。熱く気持ちを前面に出すことが大切。熱い気持ちを持って勝つためにやっていきたい」。元気のなかった若獅子に覇気が戻ってきたのが救いだ。(末継智章)

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2006年から運動部で、主にサッカーや五輪競技を取材。 4年間の東京支社勤務では西武も担当した。2024年夏に本社へ復帰し、アビスパ福岡担当。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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