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ソフトバンクのドラフト1位ルーキー前田悠伍投手(18)が8日のウエスタン・リーグのくふうハヤテ戦(ちゅ〜るスタジアム)で公式戦初先発した。ノルマにしていた50球を投げ切り、4回2/3を1失点にまとめた。9日、前日の公式戦初先発を振り返り、「真っすぐを狙われている中で、(あえて)投げて打たれてしまった。キレとか強さとかスピードが足りないっていうのは感じている」と直球を第一の課題にして磨き上げていくことを誓った。

試合は4―1でソフトバンクが勝利した。前田悠はウエスタンでは4月20日の広島戦(タマスタ筑後)以来の登板。この時は2番手でマウンドに上がり、フィールディングでのミスもあって1回2失点の内容だった。

5月8日のくふうハヤテ戦は、最速145キロの直球を軸に相手打線を3安打に抑えた。5回に2死を取ったところで51球に到達し、マウンドを降りた。

「50球しっかり投げられたことは良かった。真っすぐ中心に投げ、そのレベルも少しずつ上がってきているとは感じている」と充実感を口にした。

一方で、将来的な1軍を見据えた場合、課題を感じたのも直球だった。「キレとか強さとかスピードが足りないっていうのは感じている。とにかく真っすぐを練習だったり、トレーニングだったりで上げていきたい」と、筋トレに日々、汗を流している。

倉野投手チーフコーチは直近の1軍昇格は「ない」としながら「着実にステップアップしている」とうなずく。ゴールデンルーキーは一歩一歩、しっかりと前に進んでいる。
(大橋昂平)

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大橋 昂平

大橋 昂平

記者

1997年生まれ。静岡県出身。 2021年入社。筑豊総局を経て24年から運動部。 「どうせ打てないんだったら一塁に近い方にしろ」と監督に言われ、高2の秋から左打者になった元高校球児。趣味はゴルフとサウナ。

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