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だいやまーく西武0―1楽天(21日、ベルーナドーム)

1番中堅で先発出場した西武の長谷川信哉外野手(21)が「1番の呪縛」を解き放った。

初回1ストライクから楽天先発藤井のスライダーを捉えて中前打。チームの1番打者としては6日の日本ハム戦で金子侑が第1打席に左前打を放って以来47打席ぶりの安打だった。長谷川にとっても4試合連続の1番で待望の安打。「(1番が出ていないのは)自分も感じていたけど、いずれ打てるやろうと気負いせずにいった。それが結果に結びついて、まずはほっとしています」と胸をなで下ろした。

続く岸が右飛に打ち取られると、右翼手の捕球姿勢を見て二塁へタッチアップを成功させた。「先の塁を狙うことは自分の持ち味なので」という積極性に松井監督は「見事にタッチアップしてくれた」と絶賛。平石ヘッドコーチも「ああいう思い切ったものは失ってほしくない」と積極性を評価した。

長谷川は1点先制された直後の3回にも1死一塁から左前打を打ち、今季初のマルチ安打をマーク。体が開きがちだったフォームを修正した成果を発揮した。それでも後続が倒れ、その後も得点を奪えずチームは今季3度目の零封負け。4年目の若獅子は「チームが勝てなかったら意味がない。投手が頑張ってくれているので、もう少しみんなでつなぐ意識を持ってやっていきたい」と責任感をにじませた。

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2006年から運動部で、主にサッカーや五輪競技を取材。 4年間の東京支社勤務では西武も担当した。2024年夏に本社へ復帰し、アビスパ福岡担当。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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