◆だいやまーく練習試合・ソフトバンク4―3西武(28日、宮崎アイビー)

西武の西川愛也外野手(24)が初回初球に先頭打者本塁打を放ち、前日27日の韓国プロ野球・斗山戦での3安打に続いてバットでアピールした。

ソフトバンクのベテラン左腕和田の高め直球を捉え、右翼芝生席へ。「マジ、たまたまです。良いピッチャーで1イニングしか投げないと聞いていたので、ファーストストライクを行こうと思っていた。タイミングをちょっと速く取り過ぎて泳ぐと思ったら、(思った以上に)球が速くてちょうどあった」と笑顔。現役時代、和田を苦手にしたという松井稼頭央監督は「初球から行くという気持ちが大事だと思う。本人にとってもこのホームランは大きい」と絶賛した。

打席の前には思わぬ勘違いをしていた。前日の斗山は午後1時開始。この日は午後0時半開始だった。「僕、1時開始と思っていたんですよ。(0時)20分ぐらいまでご飯を食べていて」と明かす。食後にロッカーでゆっくりしようとしたところ、炭谷と育成のモンテルに「何してんの、今日0時半からやで」と指摘されたという。「うそだと思ったんですよ。またまた〜って。でも源さん(源田)とかめっちゃ準備していて、やばい、って(思った)。準備3分で打ちました」と結果オーライの状況に苦笑いを浮かべた。

1月の自主トレでソフトバンクの中村晃に「バックスクリーンを狙うように」と打つ際の心構えを教わった。「練習では意識して、試合では無意識で。それが多分一番究極だと思うので、やっている途中です」と心がける。試合前、中村晃とあいさつし「バッティング練習も見ていてくれて。めっちゃ良い人です」と感激した。

外野手のレギュラー争いで幸先良いスタートを切ったが、満足することはない。「ホームランの後に4タコした。ホームランの後の1本が難しい。打ち続けないと」と気を引き締めた。(末継智章)

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末継 智章

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