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だいやまーく西武春季キャンプ(23日、南郷)

ドラフト1位新人、武内夏暉投手(22)=国学院大=が宮崎県日南市の南郷スタジアムで行われた紅白戦に紅組で先発し、2回無安打無失点と完璧な〝デビュー〟を果たした。初回に長谷川を中飛に打ち取った後は、5者続けてゴロでアウト。「低めに投げられたからこそ打ち取れた。百点まではないけど良かった」と納得の表情を浮かべた。

プロ初の実戦登板。さらに雨の中で、スタンドには両親や母校の福岡・八幡南高(北九州市)の現役部員が見守っていた。集中しづらい環境に最初は力みながらも「試合中に修正できた」。力感のないフォームで140キロ台後半の直球に変化球を織り交ぜ、最後はツーシームで児玉のバットを追って一ゴロに仕留めた。

3球団競合の末に入団した左腕に米大リーグ通算114発のアギラーも三ゴロ。「真っすぐに力があり、浮き上がって来るような切れと勢いのある球を投げていた」と絶賛した。豊田投手コーチも「(ストライク)ゾーン内で勝負する彼の持ち味が出ていた。スタートとしては良かった」と及第点を与えた。

次はチームが27日から臨む対外試合での登板になる。武内は「もう一度万全の状態になるべくもっていく。準備から大事にしていきたい」。激戦の開幕ローテ入り争いを前にしても堂々と構える姿が、大物感を醸し出している。(末継智章)

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末継 智章

末継 智章

記者

1978年生まれ。福岡市出身。 2006年から運動部で、主にサッカーや五輪競技を取材。 4年間の東京支社勤務では西武も担当した。2024年夏に本社へ復帰し、アビスパ福岡担当。 自称社内一の巨漢で柔道やラグビーをしていたのか聞かれがちですが、小、中、高とバスケ一筋でした。

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