◆だいやまーくソフトバンク春季キャンプ(10日、宮崎)

ソフトバンクのドラフト2位ルーキー、岩井俊介投手(22)=名城大=と、同4位の村田賢一投手(22)=明大=が10日、B組(2軍)のシート打撃に初登板した。それぞれ約20球を投げ2安打を許したが、手応えには明暗が分かれた。

打者7人に22球を投げた岩井は「(球種は)全部良かった。自信になった」と笑顔を見せた。自信を得たのは、スライダーとカーブの中間の球、スラーブだ。嶺井を遊飛に打ち取り「右打者なら体を狙って投げるので」と強調。育成の大泉も空振り三振に仕留めた。三森の時にボークこそあったが、小久保監督は「今はいっぱいミスすればいい。一つ目のミスは早い方が成長につながる」と語った。

一方、打者6人に21球を投じた村田は、制球力を最大の武器とするだけに「コントロールの精度を上げないといけない」と反省した。野村大にシンカーをファウルされた直後の甘い真っすぐを右翼線二塁打とされると、佐藤直には中前打。他の4打者はゴロに仕留めたが「低めに投げても、ボールとストライクの境界線がはっきりしていた」と振り返った。

今後はA組(1軍)のシート打撃での登板も予定されている。ルーキーが手応えと反省を今後に生かす。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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