◆だいやまーくソフトバンク春季キャンプ(4日、筑後)

ソフトバンクの育成5年目、伊藤大将内野手(22)がパワーアップした体で打撃向上に取り組んでいる。オフからウエートと食事で5キロ増量し、現在86キロに。人生最重量の体でバットを振る。

増量を決意したのは、昨季味わった悔しさからだ。「(2、3軍戦で)フェン直が5、6本あって(本塁打まで)あとひとつ伸びが足らなかった」と唇をかむ。

また、作山和英アマスカウトチーフ補佐からのげきも刺激になった。「おまえをとった時のビジョンが見えない」。体を大きくして打てる内野手として期待をしている分、体作りで指摘を受けた。伊藤も「体を大きくしなさいって、4年間言われたけど、あんまりなっていなかった」と反省を口にする。

体を大きくしたことによる変化は「自分では分からない」と謙遜しながらも、周囲から良くなったという声をもらい「ちょっとぐらい変わっているのかな」と話す。

今キャンプではもちろん打撃に力を入れる。「打たないと駄目なんで」と強調した上で「フェン直じゃなくしっかりとスタンドに入るように」。大きく鍛えた体で、覚醒する5年目にしたい。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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