ソフトバンクのドラフト3位の広瀬隆太内野手(22)=慶大=が18日、福岡県筑後市のファーム施設で行われている新人合同自主トレで鋭いスイングを見せ、初視察した小久保裕紀監督(52)をうならせた。

広瀬にとって、小久保監督は入団会見で目標とする選手として掲げた存在。「監督がいても力まずに。それが今日の意識したところ。適度に緊張感を持ちつつ、アピールできるところはしようという気持ちでやっていた」と振り返った。

東京六大学リーグ歴代4位タイの通算20本塁打を記録した右の大砲候補。室内練習場でのティー打撃やフリー打撃で鋭い打球を飛ばす姿に、小久保監督も「振れるなという印象。多分、ハイボールヒッターだろうと思ったけど、スイングをする力は、さすが六大学で20本打つだけのことはある」と好印象を口にした。

早くも即戦力の評価通りの力量も感じとったようだ。「スイングが速いなという印象。(バットの芯に)当たったときの打球速度は、プロの平均は間違いなく超えているだろうし、ひょっとしたら上位に入るかもしれない。見た目ではそう感じた」と評した。

自身の打球スピードについて、広瀬は「神宮球場で180キロを超えていたというのは聞いたことがある」という。スイングスピードも「160キロ出る時もあれば、機械によって130キロもあった」と明かした上で「自信はある」と強調。「2・1キャンプイン」へ向けての調整は順調だ。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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