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西武の田村伊知郎投手(29)が5日、埼玉県所沢市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300万円アップの年俸1300万円でサインした。来季から背番号が40から豊田投手コーチが現役時代につけていた20に変更される。(金額は推定)

ドラフト6位で2017年に立教大から入団。7年目の今季は24試合に登板し、主に中継ぎで23回2⁄3を投げて2勝1敗1セーブ、6ホールド。防御率は1・52の成績だった。田村は「今季の終盤の投球を評価する。来季は一年間通して、その投球をしてほしいと言われた」と打ち明けた。

今季は「自分が戦っていく一つの形を見ることができた。レベルアップしたところを感じることが多かった」と来季に向けての手応えをつかんだそうだ。

その上で背番号が20となることに「豊田コーチが背負ってきた番号で、クローザーを目指してきたのでうれしい。豊田さんのような絶対的な守護神といわれるようなクローザーになりたい」と言葉を弾ませた。

渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)も田村の意欲的な姿に目を細め「フォークボールの三振率が高いのでクローザーに向いている。(来季は)高いモチベーションを持ってやってほしい」と期待を寄せた。

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安田 栄治

安田 栄治

記者

1961年、静岡県磐田市生まれ。 甲子園大会出場を夢見て幼少のころから野球に打ち込むも実現できず、ならば甲子園大会の生を知りたいと新聞記者に。 読売新聞中部本社では中日ドラゴンズ、高校野球などを担当。1994年に中日新聞社(東京新聞)に移籍し、大相撲、ゴルフ、Jリーグ、アマチュアスポーツを担当。 1998年長野五輪、2000年シドニー五輪を現地取材した。 趣味のゴルフで力士や親方らと腕前を競い、プロゴルファーに手ほどきを受けたが一向に上達せず、最近は100を切るのがやっとで月2ほどのラウンドを楽しんでいる。 2022年に東京新聞を退社。同6月から西日本新聞社でプロ野球や高校スポーツなどを取材している。

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