ソフトバンクの高橋礼投手が28歳のバースデーを迎えた2日、福岡県筑後市のタマスタ筑後で始まった投手の秋季キャンプで、早速ブルペンに入った。実戦をイメージして40球を投じた。

カウントなどいろんな場面を想定して投げた。「秋季キャンプの課題は制球力の部分。ファーストストライクをきっちり取ることと、ストライクとボールの間のボール、ぎりぎりの際どいボールというのをどれだけ投げられるかということだった。今日は真っすぐだけだったけど、カウントを付けて、より緊張感を持って1軍の舞台でやってるつもりで」と振り返った。

今季は1軍で5試合に登板し、0勝2敗、防御率10・80。2軍では21試合で7勝1敗1セーブ、防御率1・24と対照的だった。キャンプ初日からブルペンに入ったのは「今季は制球力に苦しんだところがあったので。フェニックスから最後の方はいい感覚があったので、それを継続して」と明かす。

現役時代は高橋礼と同じサブマリンだった新任の牧田和久3軍投手コーチは、かつて自主トレを一緒にした仲。高橋礼は「新人の時のような投球を」と電話で激励されたという。「考えなくていいと言われても、考えてしまう、感じてしまう部分があるので。必要以上に考えなくていいかなっていうところと、牧田さんは迷いがないというか、ストライクゾーンに積極的に投げ込んでいける勇気があったので。そういう部分は自分にできることだと思うし、そこからピッチングが始まっていくので、それを教えてくれたというか、再確認させてくれた」と感謝。「自主トレの時に聞けなかったこともあるし、練習も長く見てもらえるので、積極的に話しかけてコミュニケーションを取っていきたい」と語った。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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