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だいやまーくみやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク2―5楽天(29日、生目第二)

ソフトバンクの野村勇内野手(26)が足を絡めた攻撃の重要性を再確認した。昨年に続いて〝監督〟を務めた一戦について「本当に難しかった」と振り返った。

野村勇と小久保裕紀監督がそろって挙げたのは、1点を追う8回無死一塁での仲田の場面だった。先頭の代打水谷が中前打で出塁し、続く仲田が2ボールからセーフティーバントを試みるもファウルになり、3ボール、1ストライクとなった。「送りバントにするか、バスターエンドランにするか、すごく迷った」と明かす。仲田が次の球で犠打に成功。得点にはつながらなかったが、好機を演出した。

小久保監督は「スリーワンからのバスターエンドランでも面白いかな。正解はないけど、より選球眼がいい選手の方が(監督にとっての)選択肢が広がる。(監督が)攻撃的なサインを出しやすい選手になった方が、選手としての起用の幅が広がる、という話をした」と語った。

野村勇〝監督〟がもう一つ挙げたのは4回。2死から緒方が三塁への内野安打で出塁。続く牧原巧の初球に盗塁を成功させた。その好走塁がきっかけとなって2点を先制。「自分のタイミングで早く走ってほしいなと思っていた瞬間、走ってくれた。〝監督〟の意図をくんで。あいつはいい選手」ともたたえた。

3年目を迎える来期に向け、貴重な経験を積んだ。「監督が思うようなプレーをしてくれたら気持ちがよかった。信頼関係ができて、試合に出るチャンスが増えていくと思った」。次は、感じた思いを選手として生かす番だ。(浜口妙華)

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濱口 妙華

濱口 妙華

記者

福岡県八女市出身。 佐賀総局や熊本総局などで警察や行政を担当。熊本総局では熊本地震の取材に奔走した。 運動部では「タカ番」として日々奮闘中。高校野球と漫画「ハイキュー!!」をこよなく愛す。

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