◆だいやまーくみやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク0―3DeNA(21日、ひむか)

ソフトバンクの笠谷俊介投手(26)が快投した。6回から2番手で登場し、3回39球を投げ1安打4三振で無失点だった。20日の韓国プロ野球選抜1の試合で先発予定だったが、雨天中止のため、この日にスライド。「ストライク先行の投球ができたのでよかった」と汗を拭った。

6回1死から4番蝦名に右越え二塁打を打たれたが、後続を抑えた。7、8回はともに三者凡退。さらに、回をまたいで三者連続空振り三振もあった。「相手が真っすぐしか張ってなかったので、そこをうまくキャッチャーがリードしてくれた」と振り返った。

小久保裕紀監督は「フォアボールを出すイメージがちょっと消えてきたかなという感じはする」と語った。

来季は先発ローテ入りを目指している笠谷。これまでは主にオープナーとしての起用が多かったものの、2020年は11試合、21年には12試合に先発。「やっぱり(中継ぎより)先発の方が向いていると思っている。昔もやっていたけど、まだ全然やりきれてない。できるうちにやっておきたいなと。来年こそはチームの優勝に貢献したい気持ちがあるし、その一員に僕が入ればいい」と力を込める。

「徐々に(投げる)イニングを伸ばしていきたい」。左腕が来季への第一歩を踏み出した。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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