◆だいやまーくみやざきフェニックス・リーグ ソフトバンク2―1日本独立リーグ野球機構選抜(10日、宮崎アイビー)

ソフトバンクの渡辺陸捕手(23)が猛打賞の活躍を見せた。2番捕手で先発出場。初回無死一塁で、右前打を放ち好機を広げた。「シーズンが終わって、明石(2軍打撃)コーチから『真っすぐが来るところで振り遅れてのファウルをなくそう』と言われた。この打席は1ボールになったので、真っすぐ一本に絞って振った」。3回も右前打。5回には1死一、二塁で同点に追いつく右前打を放った。

今季は2軍で79試合に出場し、打率2割2分5厘、2本塁打。終盤戦は海野がスタメンマスクをかぶることが多く、悔しい思いもした。ただ、7日のファーム日本選手権では途中出場だったが、8回に貴重な決勝犠飛を放つ勝負強さも見せた。小久保2軍監督は「シーズン後半ぐらいから打撃はちょっと良くなっている感じはある。優勝に絡んだ試合から若干スタメンを外されながら、来たチャンスをしっかりものにして」と分析する。

「ホームランバッターじゃないことが今年で分かった。とにかく低く強い弾道で、外野を抜くぐらいの気持ちでティー打撃からやっている」と渡辺陸。シーズン中盤ごろ、リチャードなどの練習を見て、そう感じたという。

新しい意識で取り組むフェニックス・リーグ。新たな〝武器〟を身につけ、進化を遂げる。(浜口妙華)

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濱口 妙華

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